時代のニーズに応えること、文字の伝統を今の時代に活かすこと、品質にこだわること――
これらを重視して、モリサワは書体開発を進めています。
その根底にあるのは、常に使う人の目線で考えてみるという姿勢と、文字文化に貢献したいという願いです。
文字は文化であり、その形は遠い昔から先人達が磨き上げてきたものです。手書きから木版、活字、写植、そして現在のデジタルフォントへと続く書体の系譜。それらを大切にしながら、日本語の印刷書体として、実際に使用するうえでの品質を守ることが求められます。
モリサワは、写植書体の時代から、「時代のニーズにマッチした書体をユーザに提供する」ことを念頭に書体を開発してきました。
書体の開発は、さまざまな要素がからむ複雑な仕事です。個々の書体ごとに、高い可読性と視認性、文字の並びの美しさを実現できるよう根気よく開発を進め、長く、安心してお使いいただける書体を提供できるよう努めています。
また、時代とともに変化する環境や制度によって起こる文字自体の形や数の変動、ユーザの求める書体デザインの変化などに誠実に対応していくことも、書体メーカーの責務と考えています。
美しい書体、読みやすい書体、心に訴えかける何かを持つ書体――。
モリサワでは、さまざまなニーズに応えた魅力ある書体を、「今」に適したかたちでユーザにお届けするべく、研究・開発を進めています。
そして、こうした取り組みをひとつひとつ積み重ねることで、モリサワは「文字を通じて社会に貢献する」という理念が実現されると信じています。