ユニバーサルデザインと文字 | フォント製品 | 株式会社モリサワ

ユニバーサルデザインと文字

私たちは情報の多くを視覚から得ています。
そして、その視覚情報のほとんどは、文字によってもたらされていることは、もはや疑いのないことでしょう。雑誌や書籍、新聞、広報誌といった印刷物はもちろん、Webやメール、携帯電話ですら文字なくしては成り立ちません。

ひとたびどこかに行こうと思えば、案内板や交通標識、手元の切符にいたるまで、私たちはそこに記録された文字情報を頼りに行動をしています。文字は私たちの日常に、ごく当たり前のように浸透しているのです。
ではその文字が読みにくかったとしたら、わかりにくかったとしたらどうでしょうか。「300円」なのか、「800円」なのかわからない。濁点と半濁点の判別ができない。細い文字がかすれて読めない……文字の不明瞭さは、時として致命的なコミュニケーションの欠如を引き起こします。

このような事態を未然に防ぐためには、文字そのものが「わかりやすく」、「読みやすく」、「読み間違えることがない」ことが求められます。つまり、誰がどんな状況であっても、正しく機能する「ユニバーサルデザイン」という発想が、文字のデザインにおいても求められているのです。