モリサワUD書体は、「文字のかたちがわかりやすいこと」「読みまちがえにくいこと」「文章が読みやすいこと」をコンセプトに開発され、2009年11月のリリース以来、ユニバーサルデザインを意識した様々な媒体でご採用いただいてきました。今回の比較研究報告は、元となった書体や同カテゴリの書体と比較した時の読みやすさ、判別のしやすさに関するエビデンス(学術的研究結果)をまとめたものです。

この研究は慶應義塾大学心理学教室中野泰志教授に委託して行われ、フォントの機能である可読性、可視性(視認性)、誘目性(注目性)、印象性などのうち、可読性(読書効率)と可視性(文字の判別のしやすさ)の2点で比較研究されました。
その結果、比較対象書体での全体比較でモリサワUD書体は、その効果対象者の視機能に障害または困難を伴っている方には、通常使用している書体と比較してより判別しやすく、情報などを効率的に読むことができる書体であるとがわかりました。
特に「UD黎ミン」については、明朝体特有の縦組での優位性はもちろんのこと、横組でのリーダビリティ(可読性)にも優れ、かつレジビリティ(可視性)にも優れているとの結果を得ました。2013年9月に市場投入する「UD新ゴ コンデンス」は、視野が狭い方におけるリーダビリティの検証では、圧縮率の高いコンデンス書体の方が読みやすいという結果を得ています。