MC-Smart 3 の新機能


透明効果

MC-Smart 上で作成されたオブジェクトに対し、透明効果(不透明度)を与えることができます。不透明度は塗り・線・テキスト・画像へ個別に設定することも可能です。


ドロップシャドウ

MC-Smart 上で作成されたオブジェクトに、ぼかしの影であるドロップシャドウを設定できます。透明効果と同じダイアログ内に設定を持つため、両方を同時に適用することも可能です。


Illustratorファイルの
直接配置

.ai 形式のファイルを直接配置することが可能です。CS4以降に搭載されているアートボード形式にも対応するため、図版ファイルの管理が従来よりも容易になっています。

※直接配置可能なAiファイルは「PDF互換」の設定を行ったファイルに限ります。
Aiファイルの配置時には直接PDF/Xとしてエクスポートができません。


モノクロTIFF画像への着色

モノクロ2値のTIFF画像に対して色を付けることができます。前景カラーと濃度を設定することが可能です。


PDF/X-4への出力対応

透明効果を保持できる、PDF/X-4:2010(日本)での出力に対応しています。また、Adobe純正のPDFエンジンを内蔵しており、PDF(PDF/X)をダイレクトに作成することができます。Adobe PDF Print Engineを搭載したワークフローRIPと親和性が高く、透明効果も安定した出力が可能です。


クリッピングパスEPSの
背景透過

従来のバージョンではクリッピングパス付きEPSの背景は黒で表示されていましたが、Ver.3より透過します。

MC-Smart 3 の主な機能


書籍から複雑な組版までも
幅広く対応

熟語ルビや脚注、文字種単位の禁則、索引処理など、モリサワがこれまでに培ったさまざまな組版表現が可能で、出版社などのハウスルールにも柔軟に対応できます。ユーザ外字にも禁則情報や組版指示を与えることができ、統一感を保持して高品質を実現します。

熟語ルビ

熟語を形成する親文字1文字ごとに対してルビを指定し、1つでもルビが3文字以上つく場合はグループルビとするルビのことを熟語ルビといいます。MC-Smartではこの熟語ルビを設定することができます。

文字種禁則

禁則処理などの組版処理特性を、文字ごとに変更でき、特殊な組版処理へも対応可能です。また外字に対しても組版情報を付与できるので、手作業での調整やミスがなくなります。

※外字作成には「ot-glyph」(別売)が必要です。

置換文字

「置換文字」機能を利用することで、通常出力される字形とは異なる、意図した字形や異体字に自動的に置き換えます。


さまざまな表組機能に対応

MC-Smartでは複数の表組機能を搭載し、目的に合わせた作成が可能です。3種類の機能により、多様な表組に対応できます。マウス操作でExcelからも簡単にデータ取込みが可能です。(固定表、浮動表が対象)

固定表

インチ割のグリッド機能や角丸に対応しており、帳票用の表組のほか、複雑な表組を簡単に作成できます。

浮動表

本文中にページをまたぐ表組をマウス操作で簡単に作成可能です。名簿などの数ページにわたる表組に適しています。

スタイル表

セルを途中分割した表組を作成できます。表組内で長文表現が多い体裁などに適しています。


強力な文字検索機能

Windowsで使用可能なフォントはすべてご利用いただけます。また、Adobe-Japan仕様のOpenTypeフォントに対応した強力な文字検索機能により、異体字や記号などのさまざまな字形を簡単に探し出して入力することができます。


画像データを一括取込み

複数のPDFページや画像ファイルなどをドラッグ&ドロップや連続自動配置するための機能を備えており、大量の画像配置が必要な場合でも省力化できる仕組みを備えています。クライアントからのPDFや、ドキュメントスキャナで用意された画像などの体裁をMC-Smartのレイアウト上で調整する場合に効果的な機能です。


飾り罫、ハッチング・地紋

より目立たせたい見出しやコラムを囲む罫線や地模様も、飾り罫フォントや地紋用フォントを使用して簡単に作成することができます。これらはページをまたがるような場合にも文章量によって大きさを自動調整することができます。

※飾り罫・地紋フォントは標準では含まれませんので、別途ご用意ください。
「MORISAWA PASSPORT」「MORISAWA Font Select Pack Plus」に含まれる飾り罫・地紋フォントのご利用を推奨いたします。


XMLおよびEPUBへの対応

データベースとの相互連携などを必要とする文書処理が行いやすい、XMLの入出力処理機能を標準で備えています。またEPUB出力機能により電子書籍への展開も可能です。

※XML形式はMC-Smart独自形式に対応。またEPUBは3.0形式として、書き出します


MC-Smart 3機能一覧

インポート

  • テキスト:Unicode、シフトJIS、組版タグテキスト、構造化テキスト、表組用CSV
  • 画像:AI、EPS、PDF、TIFF、JPEG、BMP
  • その他:XML

エクスポート

  • テキスト:Unicode、シフトJIS、組版タグテキスト、構造化テキスト、表組用CSV
  • 画像:EPS、PDF
  • その他:EPUB、XML

データ連携

  • インポート(Smart-WordIn):Word文書で文字列に設定された情報を活かしたデータ取込み
  • エクスポート(Smart-WordOut):Word形式の文書データに出力

レイアウト

  • 体裁指定:ページサイズ、組方向、マージン、字数行数、段組
  • マスターページ:単ページ、見開き、見開き起こし、段間罫

編集

  • レイアウト画面:テキスト、段落スタイル指定、オブジェクト、表のイメージ編集
  • エディタテキスト:入力、スタイル(段落、文字、マクロ)指定、組版タグ挿入
  • 索引加工(Smart-Index): 索引データの抽出、ソート、加工、データ戻しなどの処理

組版

  • スタイル:段落(見出し、段抜き、表組)、文字、マクロ、表組用セル
  • 文字設定:上/下付き、文字修飾、文字詰め、アンダーライン、ルビ、文字合成、縦中横、割注、圏点、詰め、タブ設定など
  • 行設定:インデント、行間・行送り、揃えなど
  • 組版モード:行組版規則、ルビ規則、文字種禁則、ハイフネーション設定など

オブジェクト

  • テキストボックス:マージン、字数行数、段組、文字属性、文字修飾、連結
  • 画像ボックス:長方形、円・楕円、多角形、ベジェボックス、フィット、反転、回転、配置
  • 図形:直線、長方形、円・楕円、円弧、扇形、多角形、ベジェ曲線
  • 表:作成(固定・浮動)、表分割/結合、セル分割/結合/設定、行・列挿入/削除、罫線移動、角丸
  • 線組:文字位置指定、揃え、組方向、文字属性、文字修飾
  • レイアウトインライン:カーソル位置挿入、削除、編集
  • 編集:位置・サイズ変更、線種・塗り設定、回転、角設定、重ね順、回り込み、グループ、整列、効果
  • レイヤー:移動、ロック、色識別、印刷制御

表示

  • グリッド:ページ、ボックス、フォーム(n/mインチ対応)、スナップ
  • ガイド:ルーラ、ガイドライン、原点、テキスト行番号、テキスト連結、レイヤー
  • パレット:ページ、レイヤー、情報、字形、カラー(パターン、地紋)、線種(罫線、飾り罫)、スタイル(段落、文字、マクロ、セル)
  • 使用状況:フォント、画像、段落スタイル

出力

  • 印刷:プリンタ選択、ページ範囲、出力設定、トンボ、色分解、グリッド印刷
  • 面付け(Smart-Imposer) :台紙(面数)作成、台紙割り付け、トンボ作成、PostScript/EPS/TIFF/PDFファイルの面付け