書籍:小説編
MC-Smartの書籍組版における標準機能を紹介します。
書籍組版は単純な組体裁に見えますが、ルビや約物の処理など出版社や筆者の要望が強く反映されるため、高度な組版機能が必要になります。効率よく意図する組版処理に対応できるようMC-Smartではルビや見出し、組版モードなど、様々な機能を備えています。

多種多様なルビ機能~ルビ種類~
MC-Smartのルビは種類をモノルビ・グループルビ・熟語ルビと豊富に揃えています。
モノルビ

グループルビ

熟語ルビ
熟語を形成する親文字1文字ごとに対してルビを指定し、1つでもルビが3文字以上付く場合はグループルビとするルビのことを熟語ルビといいます。

多種多様なルビ機能~ルビ組版~
組版モード機能により、ルビの詳細な組版ルールが設定可能です。出版社や筆者の要望に合わせたさまざまなルビ体裁が作成できます。

見出しと柱の連動表示
柱文字は、見出しと連動させて表示が可能です。他にも、固定文字や見出しと異なる内容で連動表示にすることも可能です。

見出しの追い出し機能
見出しの追い出し設定では、残り深さで追い出し・改頁などが選択可能です。更に左右ページ別々に追い出し設定を行えますので、特に縦組みに便利な機能です。追い出しは「残り深さで次段」「次段」「改頁」「改丁」「見開き起こし」を指定できます。

見出し飾りで文面を華やかに
見出しスタイルでは文面を華やかにする見出し飾りが設定できます。スタイル内の設定なので、見出しと連動したり、一括変更が可能です。

任意の字形に自動置換
「置換文字」機能を利用すると、元のテキストデータはそのままで、入力テキストでは扱うのが難しい、意図する字形への置換を、自動的に行うことができます。

出版社ごとの詳細なハウスルールにも対応
禁則やぶら下げ、天付きなどの組版ルールはチェックボックスのON/OFF で簡単に設定できます。また「文字種」機能を使えば、文字単位で意図する組版処理に変更することが可能です。
