東京2020 Let’s 55 with すみだ
パラリンピック1年前 スペシャル

モリサワは、8月24日(土)に東京都・墨田区総合体育館で行われた「東京2020 Let’s 55 with すみだ パラリンピック1年前 スペシャル」内に出展したブースにおいて、ゴールボール体験会を実施した。

「ゴールボール」とは

ゴールボールは、視覚障がい者が3名のチームを組んで対戦するパラリンピックスポーツ。「アイシェード」という目隠しを着用し、鈴が入ったバスケットボールほどの大きさのボールを投げ合って得点を競い合う。ボールの音をはじめ、相手の動く音、選手同士のかけ声や、床やラインの振動など、視覚以外の感覚を駆使して情報を得ることがポイントとなる

ゴールボールを実際に体験

体験会では、ボールを投げて的を狙うシュートチャレンジの他、モリサワが法人会員として支援している障害者スポーツ選手雇用センター「シーズアスリート」所属の信沢用秀(のぶさわ ようしゅう)選手とコーチの工藤力也(くどう りきや)氏による競技のレクチャーや実演、そして2人のサポートの元、2対2の形式によるゲーム体験が行われた。

体験会には親子連れが多く参加し、競技について興味深く話を聞くと共に、実際にボールを触って語りあう子どもたちの姿があった。ゲーム体験中、視界を完全にふさがれた参加者からは「全然分からない!」などの声が聞かれながらも、うまくゴールを決めたり、ゴールを防いだときには、喜びの声が上がっていた。また、視覚以外の障がいを持つ方も体験会に参加し、競技への理解を深めている姿も見られた。

認定証はモリサワスタンプで

体験会の参加者には、終了後に体験認定証や記念品をプレゼント。認定証は、モリサワフォントのスタンプで名前を捺すというユニークな形式となっており、子どもたちが楽しそうに、スタンプや色を選んでいた。

体験会に参加した親子からは「音を聞き分けるのが難しかったけど、楽しかった」「来年のパラリンピックでは、チケットが取れたら試合を見にいってみたい」など、ポジティブな声を聞くことができた。

パラリンピックで結果を出すだけでなく、その先の社会貢献も見据える

信沢選手はこの体験会について「ゴールボールの一部でも感じてもらえたらいいと思います。見えない分、音を聞けばいろいろなことがもっと分かると知っていただければいいですし、その中で楽しんでいってもらえれば」と語ると共に、翌年のパラリンピックについては「僕たちは代表として、男女でパラリンピック金メダルを掲げて強化をしていますので、そこに向かっていくだけです」と言葉に力を込めていた。

また、工藤コーチは「目隠しをすることで、健常者も障がい者も同じルールの中で楽しめる、とても面白いスポーツだと思います。この競技を知っていただくことで、これからニュースで報道される際などに、少しでも意識していただけるようになればいいですね」と、ゴールボールの魅力などについて力説。そして、モリサワのバックアップについて「モリサワさんがサポートをしてくださっているのは、僕たちにとってすごくありがたいことです。環境が変わってきていることを実感できています」と感謝の言葉を述べると共に、「私も健常者として生まれましたし、いつ、誰がどうなるかは分かりません。パラリンピックが、障がい者、高齢者の方など、より多くのみなさんが暮らしやすい日本になっていくきっかけになっていけばいいですし、そうした社会づくりに貢献できれば、それはすばらしいことだと思います」と、活動意義についても語ってくれた。