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モリサワ フルカラーオンデマンド印刷機「RISAPRESS Color800」の販売を開始

2011年05月10日

株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25 Tel.06-6649-2151代表)は、カラー・モノクロ共に毎分80ページ出力(A4ヨコ)の「RISAPRESS Color800」の販売を開始します。
「RISAPRESS Color800」は、プロダクションプリント市場のなかでもミドルボリューム領域をターゲットにしたフルカラーオンデマンド印刷機で、RISAPRESSシリーズのカラー機としては最上位機種になります。POD活用による新たな付加価値創造が求められる商業印刷や企業内印刷などのプロダクションプリント分野での印刷品質と生産稼働には、高い安定性が求められ、また多様な用紙への対応力が必須となります。高画質印刷のための主要要素である重合法トナーは、自然な光沢感を実現しつつ低温定着性を一層進化させた次世代型「デジタルトナーHD+(プラス)」を採用し、出力解像度1200dpiの新たなレーザーユニットの搭載とで、生産性を落とすことなく安定した高画質印刷を可能にしています。さらに幅広い用紙対応のために、新開発の給紙機構や、用紙のカール防止と静電気の除電を行う機構を採用することにより、業界トップクラスとなる350g/m2の厚紙も含めたさまざまな用紙に対して、高品質を保ちながらの高速安定出力を実現しています。
プリントオンデマンドの世界で求められる「生産性」「クオリティ」「信頼性」「耐久性」などハイレベルなニーズに応える「RISAPRESS Color800」。高度な製品技術力と、新たなワークフローによるトータルソリューションで、POD事業における新たな付加価値を創出します。

●主な特長

・オフセット印刷に迫る高画質・高精細
高画質印刷と環境親和性を両立し、POD市場で高い評価を得ている重合法トナー「デジタルトナー HD」の低温定着性をより一層進化させた次世代型の「デジタルトナー HD+(プラス)」を採用しています。このトナーと新開発のデュアル定着システムとで、用紙地肌に合致したオフセット印刷により近い自然な光沢感を実現しています。また、設置環境の影響を受けにくいアルミダイキャスト製レーザーユニットを採用することで、出力解像度1200dpi×1200dpiでのプリント出力が可能となっています。これらの新機構と、出力データの細かな文字・線のプリント再現に適した独自の新スクリーン技術、文字のアウトライン処理技術などにより、高品位な画像・細かな文字・繊細なラインなどのディテールをオフセット印刷の質感に迫る印刷品質でリアルに再現することが可能です。

・卓越した画像安定性
連続印刷時に短いインターバルで画像安定性を制御するため、リアルタイム濃度センサーを採用しています。中間転写ベルト上に作成された濃度補正用パッチとドット径補正用パッチをセンサーで検知し、2種類の濃度補正により幅広い濃度領域で安定した色再現性を維持します。また、出力紙濃度センサーの採用により、実際の印刷用紙の状態に応じた自動階調補正も可能となっています。

・厚紙350g/m2に対応可能な広範な用紙対応力
オプションの3段給紙ユニットには、様々な用紙を確実に給紙するエアサクションベルト給紙方式を採用し、給紙の信頼性を向上させています。またクラストップとなる350g/m2の厚紙をはじめ、多彩な紙種へも対応しています。特に厚紙への対応が従来機より向上したことにより、ダイレクトメールをはじめPODビジネスの幅が広がります。さらに、ハイブリッドデカール機構によりペーパーカールの発生を大幅に低減させ、印刷直後の印刷用紙の波うちや冊子でのばらつきを防ぎ、高い仕上がり精度を実現しています。

・短納期ニーズにも余裕で応える高生産性
最大で毎分80ページ(A4ヨコ)の高生産性を実現。136~300g/m2までの厚紙でも毎分70ページ(A4ヨコ)の印刷速度を確保しています。また、300g/m2までの用紙であれば自動両面印刷にも対応しています。さらに、オプションの3段給紙ユニットは2台まで連結可能で、本体トレイと合わせて最大給紙容量10,760枚を達成しており、さまざまな用紙での大量高速印刷をサポートします。

・プロフェッショナルの信頼に応える高耐久性
製品筐体から部品レベルに至るまで新たに設計を行い、高剛性フレームと剛性の高い各種パーツを採用することで、高い水準での耐久性と堅牢性を達成しました。 また現像材や感光体ドラムなどの消耗部材自体の耐久性も高めており、システム全体としてのロングライフ化を実現しています。

・インラインで実現、高性能・高生産性・高付加価値のフィニッシャー群
市場から高い評価を得ている、折り加工、中とじ製本、くるみ製本などにワンパスで対応可能な多彩なインラインフィニッシングユニットをこれまでと同様に用意しています。必要なユニットを選択することで、後処理加工のユーザニーズに合致した最適なシステム構成が可能となり、付加価値の高い成果物の印刷に寄与します。

・優れた操作性
本体操作部では視認性・操作性に優れた15インチのカラー液晶タッチパネルを採用し、誰でもが直感的に判りやすいものとなっています。また、トナー補給や用紙充填など必要な場合に、音声ガイダンスによる状況案内が可能となっています。さらに、天板上のどこにでも配置できるリモートタイプ方式を採用していますので、使用環境に合わせたレイアウトにより、効率よくスムーズに作業ができます。