中国語フォントのバラエティ

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中国語フォントのバラエティ

簡体字と繁体字
適切な書体選び

簡体字と繁体字はいずれも中国語を表記するためのものです。簡体字は中国、シンガポール、マレーシアで主に使われ、繁体字は台湾、香港、マカオなどで使用されている文字です。

Webサイトや掲示物、機器、ゲームなど、日本で中国語を使った表示を必要とする場合も、簡体字と繁体字を適切に使用することで、伝えたい相手に合わせた、正確な情報伝達が可能になります。


日本語と調和するラインナップ

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UD新ゴ 簡体字・繁体字(標準字体)

媒体やサイズを問わずわかりやすい、ユニバーサルデザインのゴシック体

和文書体「UD新ゴ」のデザインをベースに設計されたゴシック体です。「UD新ゴ」と同様に、ふところを広く設計することで視認性を高めています。「UD新ゴ」との併用を目的につくられた「Clarimo UD」シリーズや、「UD新ゴ ハングル」ともデザインが揃って見えるように設計されているため、日本語・簡体字・繁体字・英語・韓国語・タイ語・アラビア語・ヒンディー語などを併記する際にも統一したイメージの展開が可能です。また「UD新ゴ 繁体字」は、台湾の国字標準字体に則った字体を採用しています。

文字セット
UD新ゴ 簡体字:Adobe-GB1-4
UD新ゴ 繁体字 標準字体:Adobe-CNS1-6
ウエイト
R / M / DB / B
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UD黎ミン 簡体字・繁体字

細い横画を使いやすい太さに設計した、ユニバーサルデザインの明朝体

和文書体「UD黎ミン」のデザインをベースに開発された明朝体の書体です。横画にしっかりと太みを持たせ、使いやすい太さに設計しています。「UD黎ミン ハングル」や「Lutes UD PE」と合わせて使用することで、日本語・簡体字・繁体字・韓国語・英語などを併記する際にも統一したイメージの展開が可能です。

文字セット
UD黎ミン 簡体字:Adobe-GB1-4
UD黎ミン 繁体字:独自
ウエイト
L / R / M / B / EB / H

Arphic Typesで広がる
中国語バリエーション

Arphic Types(アーフィック タイプス)は、1990年に台湾・台北で設立されたフォントメーカーです。繁体字フォントにおいて400書体以上、簡体字フォントが300書体以上、欧文フォントや日本語、韓国語、その他多言語フォントの開発実績もあります。
ベーシックな基本書体やグローバル展開のあるユニバーサルデザイン(UD)書体、トレンドを押さえたデザイン書体など幅広い書体ラインナップで中国語の表現をより豊かにします。

Arphic Typesイメージ
  • AR UDJingXiHei(文鼎UD晶熙黑體)書体イメージ

    AR UDJingXiHei(文鼎UD晶熙黑體)

  • AR Mochi(文鼎白玉書體)書体イメージ

    AR Mochi(文鼎白玉書體)

  • AR ShuYuanSong(文鼎書苑宋)書体イメージ

    AR ShuYuanSong(文鼎書苑宋)

  • AR FangXinShu(文鼎方新書)書体イメージ

    AR FangXinShu(文鼎方新書)

  • AR XinYi(文鼎新藝體)書体イメージ

    AR XinYi(文鼎新藝體)

  • AR RomanMing(浪漫明朝体)書体イメージ

    AR RomanMing(浪漫明朝体)

  • AR HuaLi(文鼎花栗體)書体イメージ

    AR HuaLi(文鼎花栗體)

  • AR DCHYJianWei(文鼎DC黃陽尖魏體)書体イメージ

    AR DCHYJianWei(文鼎DC黃陽尖魏體)


正しく使う

日本語と中国語の大きな違いは、句読点の位置や約物の使い方です。
簡体字の句読点の位置は日本式の「。」と同様で仮想ボディの左下になりますが、繁体字は伝統的には仮想ボディの中心に配置します。ただし、近年では日本と同じように右下に配置することもあります。 また句点には日本語と同じく「。」(マル)を使いますが、読点には「,」(カンマ)を使います。

このような日本語以外の多言語組版の基礎ルールについて、モリサワの公式noteでご紹介しています。

モリサワ公式note

多言語組版ルールブック

知っているようで実はあまり知らない、日本語以外の多言語組版について、基礎ルールが学べる記事をまとめています。


組込み製品

中国に輸出する製品や中国で販売する製品に中国語フォント(簡体字)を搭載する場合は、中国の国家標準規格であるGB規格に準拠したフォントを使用する必要があります。

モリサワが提供する製品組込み用の中国語フォントに関する詳しい情報は、こちらをご覧ください。


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