UD書体の実験・研究(エビデンス)

モリサワと外部機関によるさまざまなUDフォントの実験・研究、およびユーザー評価に基づく読みやすさのエビデンスをご紹介します。

UD書体の比較研究報告

研究者または共同研究者

慶應義塾大学 心理学教室 中野泰志

対象書体

本比較研究ではモリサワUD書体を中心に、元となった書体や同カテゴリーの書体と比較した時の読みやすさ、判別のしやすさに関するエビデンス(学術的研究結果)をまとめたものです。この研究は第三者機関である慶應義塾大学心理学教室中野泰志教授と共同で実施されました。実験の結果、弱視者を含む多くの方にとって、モリサワUD書体は、比較対象書体と比べた時により判別しやすく、情報などを効率的に読むことができる書体であることがわかりました。

  • ロービジョン(弱視)を対象とした研究

    研究者または共同研究者

    慶應義塾大学 心理学教室 中野泰志

    対象書体

    ロービジョン(弱視)者の多様な見え方をシミュレートした実験に加え、弱視の高校生や成人、教員など200名以上を対象とした実験を実施しました。比較した従来の教科書体よりも可読性に優れていることが実証されました。

  • ディスレクシア(読み書き障害)を対象とした研究

    研究者または共同研究者

    大阪医科薬科大学 LDセンター 奥村智人

    対象書体

    読み書きに困難さがある26人の小学2~6年生を対象に、UDデジタル教科書体を含む4つの教科書体で主観的読みやすさに関する検討が行われました。縦横組みともに「UDデジタル教科書体」が、最も読みやすい書体として子ども達に選択されました。

  • UDデジタル教科書体の検証
    主観的読みやすさの検証/客観的読みやすさの検証

    研究者または共同研究者

    大阪医科薬科大学 LDセンター 奥村智人

    対象書体

    読み書きに困難さがある小学生2~6年生33人を対象として実施した検証で、客観的読みやすさの検証では読み速度が9%改善されることがわかりました。

  • BIZ UDフォントの調査結果

    研究者または共同研究者

    株式会社モリサワ( 協力:株式会社イー・トラックス 監修:大阪医科薬科大学 LDセンター 奥村智人・中西誠)

    対象書体

    全国93カ所の「ハロー!パソコン教室」を対象に、UD書体の比較調査を実施。BIZ UDフォントと標準的なフォントの「読みやすさ」を検証しました。

フォントへの取り組み