2011年4月19日 大阪開催「文字組版の教室」のお知らせ
2011年02月10日
開催のご案内
組版のコンピュータ化・DTP 化に伴い、文字組みやレイアウトなど、多くの作業を一人で行うことができるようになりました。また、誰でも簡単にパソコンを扱える現代においては、それらの作業は専門の職業、いわゆる「プロ」だけでなく、分野の垣根を越えて誰でも簡単に取り組めるようにもなりました。
その反面、最も重要で大切といわれる「文字組み=組版」における品質の低下を招いているのではないか、と言われております。
組版は印刷物を作るうえでのひとつの要素でしかないですが、その中でも主に次のような要素が関係し、品質の良い組版を行うことは、ひいてはクオリティの高い印刷物の作成にも繋がります。
1. 文字や書体の持つ、特徴や特性、またその傾向
2. 組版における基礎的・応用的な知識
3. 組版における指示作業やレイアウト設計
モリサワでは、長年にわたり培われてきた美しい文字組版を継承するために、フォントや組版ソフトの品質向上に努めると同時に、美しい文字組版が行える人材の養成を日々目指しております。
今回、主にDTP/ 組版オペレータ様や編集担当者様を対象にした1 日セミナー『文字組版の教室』を開催いたします。
概要
開催日◆2011年04月19日(火)
時 間◆10:00~17:00(7時間/途中休憩、5F ショールーム見学を含む)
主 催◆株式会社モリサワ
協 賛◆出版学校 日本エディタースクール
会 場◆株式会社モリサワ 本社 4階・セミナールーム
大阪市浪速区敷津東2-6-25
講 師◆村山 浩司(株式会社モリサワ 本社ユーザサポート部 サポートセンター一課)
受講料◆10,000円(税込み/テキスト代含む)
講習用テキスト「文字組版入門 モリサワ編」
参考図書「文字の組み方ルールブック」(タテ・ヨコ組編)
(いずれも、日本エディタースクール出版部・刊)
このテキスト代(3冊)および各種配布資料を含みます。
定 員◆40名
対 象◆印刷会社および印刷関連会社のDTP・組版編集担当の方、印刷会社の営業担当者、編集者、校正者、その他文字や組版に関わりのある方
申 込◆下記よりWebによる申込を受付けております。
講義の内容
1. 文字の歴史と文字構造
読みやすく、また美しい印刷物をつくるためには、文字の構造や現在までの成り立ちについても知ることが大事です。要点と歴史を押さえながら、文字について解説します。
2. 日本語組版のルール
さまざまな文字種別を扱う日本語は、組むためのルールも複雑です。
どのような点に気を付けながら文字組みを行っていくべきかを、結果の実例やソフトウェアの挙動を交えながら説明してまいります。
3. デジタルフォントと周辺技術
コンピュータを利用する現代には欠かせないデジタルフォント。
その仕組みは文字コードなどをはじめとするさまざまな技術によってはじめて利用できる仕組みになっています。
また何気なく利用している漢字や文字規格の話題など、一連の繋がりについてを確認していきます。
※ソフトウェアを使用した実技等は行いません。
※開催日程や進行状況などにより内容を変更する場合がございます。
お客様の個人情報の管理について
お客様から提出された個人情報は重要なものと認識し、その取り扱いについては細心の注意を払い、厳重に管理しています。
この個人情報は、「文字組版の教室」の申込及び、今後の『文字組版の教室」のご案内のみに活用させていただきます。