株式会社モリサワ（代表取締役社長：森澤彰彦　本社：大阪市浪速区敷津東2-6-25 Tel.06-6649-2151 代表、以下モリサワ）は、モリサワ書体ならびにグループ会社である株式会社タイプバンク（代表取締役：中村信昭 本社：東京都新宿区下宮比町2-28）のタイプバンク書体の計20 書体を、Adobe Creative CloudのTypekitサービスに提供開始することを発表します。

人気の高いリュウミンを含むこの20書体は、日本時間の本日2015年10月6日から、Creative Cloudのサブスクリプションユーザは追加費用なしで使用可能となります。この発表は、10 月5日から米国ロサンゼルスで開催されている、アドビ社が主催する世界最大級のクリエイティブカンファレンスAdobe MAXの席上で行われました。

株式会社モリサワ 代表取締役社長 森澤彰彦は、「このたび、モリサワ書体ならびにグループ会社であるタイプバンク書体を、Adobe Creative CloudのTypekitに提供できることをとても嬉しく思います。アドビとは、日本語DTPの創生期より、よきパートナーとして共に歩んできました。ここ数年でクリエイティブ制作環境はPCだけでなくタブレットなどへと多様化し、アプリケーションのクラウド化とあいまって、フォントを使用する環境が大きく変化しています。今回、世界で最も信頼されているデザインプラットフォームであるCreative Cloudを通じてモリサワグループ書体を提供できることは、より効率的なフォント使用環境を提供していくという当社の戦略の一環をなすものであり、細分化され多様化したメディアに対応していくための第一歩だと考えています。また、印刷メディアだけでなく、ビデオやWeb などさまざまなメディア制作に携わる方にモリサワグループ書体を認知していただく非常によい機会だと考えています」と述べています。

アドビ システムズ社の社長兼CEOであるシャンタヌ ナラヤン（Shantanu Narayen）は、「アドビとモリサワは1987 年から日本語の書体が持つ繊細さと美しさをデジタル時代にもたらすために協業してきました。今回、Creative Cloud が提供するサービスの一つであるTypekit の提供においてもパートナーシップを拡大することで、全世界の数百万のクリエイターに、モリサワが提供する業界標準の日本語フォントの提供を実現しました」と述べています。

■提供書体　（*はタイプバンク書体）
リュウミン L-KL
太ミンA101
見出ミンMA31
中ゴシックBBB
太ゴB101
見出ゴMB31
じゅん101
TB シネマ丸ゴシック *
TB ちび丸ゴシックPlusK R *
篠-M *
日活正楷書体 *
ぶらっしゅ *
サン-M *
TB カリグラゴシック E *
漢字タイポス415 R *
UD 新ゴ L
UD 黎ミン L
UD 新丸ゴ L
TB 新聞明朝 L *
TB 新聞ゴシック M *

株式会社モリサワについて

1924年、世界初の写真植字機の発明以来、一貫して文字の未来をみつめて研究・開発を続けています。現在は、年間ライセンスフォント製品、Webフォントサービス、組込みフォント製品を始め、組版製品、電子書籍ソリューション、他言語対応電子配信ツール、オンデマンドプリンティングシステムを提供しています。同社の詳しい情報は、www.morisawa.co.jpに掲載されています。

株式会社タイプバンクについて

1975年設立。ビットマップフォント、印刷業界および各種デジタル機器向けのアウトラインフォント、コーポレートフォントの作成、さらに学術的な研究結果をもとに改良を重ねて設計したユニバーサルデザインフォントを開発するなど、幅広い分野に対して長年にわたりフォントを提供しています。2010年にモリサワグループの一員となり、モリサワの技術を活かした製品開発も行っています。2012年には旧リョービ書体に関する権利の譲渡を受け、タイプバンクとして今まで以上に豊富な書体を提供することができるようになりました。同社の詳しい情報は、www.typebank.co.jpに掲載されています。

株式会社モリサワ

Tel.06-6633-4935　Fax.06-6649-2450

〒556-0012　大阪市浪速区敷津東2-6-25

※製品の仕様などは、リリース時に予告なく変更する場合があります。

※記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。