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モリサワ タイプデザインコンペティション特別セミナーと表彰式を開催

2015年02月20日

株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25 Tel.06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、2015年3月20日に、3度目となるタイプデザインコンペティション特別セミナー「タイプデザイナーの視点」と、昨年実施した同コンペティション 2014の表彰式を開催することを発表します。
 特別セミナーでは、和文部門の審査員を務めた鳥海修氏(字游工房)、2012年度にモリサワ賞銅賞・明石賞・ファン投票1位に輝いた豊島晶氏、日中韓3カ国語に対応できる初のオープンソースフォント「Source Han Sans」を昨年リリースしたアドビシステムズから、山本太郎氏、服部正貴氏、西塚涼子氏らを講師に迎え、書体制作の基礎やそのプロセス、今後のタイプフェイスへの期待などについて幅広くレクチャーを行います。
 当日は、タイプデザインコンペティション 2014の表彰式もあわせて開催し、審査員長を務めたマシュー・カーター氏よりトロフィーと表彰状が贈呈されます。タイプデザインコンペティション 2014では、世界24の国と地域から386の応募作品が寄せられ、昨年11月に独創性や審美性を追究した作品に贈られるモリサワ賞をはじめとする各受賞作品が決定しました。

開催概要

日 時:2015年3月20日(金)15:00~17:30(14:30 開場)
場 所:場所:UDXシアター(秋葉原UDX4F)東京都千代田区外神田4-14-1
    JR秋葉原駅徒歩 2分
定 員:150名
その他:参加無料

» 申 込:こちらよりお申込みください(2月20日より先着順)

表彰式

マシュー・カーター審査員長よりトロフィーと表彰状の贈呈

第3回特別セミナー「タイプデザイナーの視点」

山本太郎、服部正貴、西塚涼子「Pan CJK フォントの誕生」
アドビとGoogleが共同開発して昨年リリースしたオープンソースの書体ファミリー、Source Han Sans ( 日本語フォント名=「源ノ角ゴシック」)(※)。日中韓3カ国で必要な字体(65,000字体以上)に対応可能なゴシック体ファミリーです。デザインとフォント開発で主な役割を担ったアドビのタイプデザインチームのメンバーが、日中韓の字形に対応する難しさ、デザインとフォント作成のプロセスについて説明します。
(※)Google でリリースされるフォントの名称はNoto Sans CJK

豊島 晶「私と書体、私の書体」

昨年リリースされました「すずむし」、今回ファン投票で選ばれました「えんそく」の制作過程でのエピソードやイメージ(アイデア)作りの方法、そしてこれまでの書体制作を通して培ってきた文字に対する考え方や向き合い方についてお話します。

鳥海 修「書体をつくるうえで大切なこと」

書体を作る上で大切なことって何だろう。おそらく発想や技術以外にも大切なことは多くあると思います、今回のコンペティションにおける受賞作や、私が教鞭をとる京都精華大学の学生の作品などを例にとって、書体作りにおいて大切なことは何かを語りたいと思います。

» タイプデザインコンペティション 2014の公式サイトはこちらから