2015年4月15日 大阪開催「文字組版の教室」のお知らせ
2015年02月04日
開催のご案内
パソコンや携帯電話、スマートフォンなどの電子デバイスやインターネットの普及により、紙以外で組版されたものを見る時代になりました。そして、紙面を制作する側も「プロ」でなくとも容易にレイアウトができる時代になりました。
しかし、制作者側は、道具は同じでも「プロ」としての違いやクオリティが要求され、そこには単なる好みの問題ではなく、技術やルールを知った上で取り組まなければなりません。紙面作りや電子書籍、Web 制作で読みやすいレイアウトを考えるには文字組版のスキルが重要で、品質を決定する大きな要因です。
モリサワでは、フォントや組版ソフトウェアの品質向上に努めると同時に、写植書体の時代から長年にわたり培われてきた美しい文字組版が行える人材の養成に取り組んでいます。
今回は、主に文字組版の基礎知識を見直したい方や未経験者から入社3年程度の実務経験者向けに「文字組版の教室」を下記概要で開催いたします。
1.文字の歴史と組版の基礎知識
(DTP までの歴史・書体・字面・字詰と行長・組版の単位・文字種など)
2.日本語組版の基本ルール
(タテ組とヨコ組の違い・約物の扱い方・詰め組・版面設計・ルビ・和欧混植
・数字と欧文・見出し・注・表組など)
3.デジタルフォントと文字コード
(フォントフォーマット・異体字・JIS2004・ユニコード・IVS など)
概要
開催日◆2015年4月15日(水)
時 間◆10:00~17:00(7時間/途中休憩、5Fショールーム見学を含む/受付9:30より)
主 催◆株式会社モリサワ
協 賛◆出版学校 日本エディタースクール
会 場◆株式会社モリサワ 本社 4F・セミナールーム
大阪市浪速区敷津東2-6-25
講 師◆村山 浩司(株式会社モリサワ 本社ユーザサポート部 サポートセンター)
受講料◆10,000円(税込み/テキスト代含む)
講習用テキスト・参考図書「文字組版入門 モリサワ編」「文字の組み方ルールブック」(いずれも、日本エディタースクール出版部・刊)3冊のテキスト代、各種配布資料を含む料金です。筆記具および昼食は各自でご用意ください。(昼食時の外出・持ち込み可)
定 員◆50名
対 象◆DTP・組版編集に携わる方や、業務として組版に関わりのある方。その他、文字や組版に興味のある方。
申 込◆下記よりWebによる申込を受付けております。
セミナーの内容
1.文字の歴史や組版の基礎知識
読みやすく美しい印刷物をつくるためには、フォントの構造や特長だけでなく、その成り立ちについても知ることが大切です。
文字の特長や種類について歴史を押えながら解説します。
2.日本語組版の基本ルール
さまざまな文字種別を扱う日本語は、組むためのルールも複雑です。
どのような点に気を付けながら文字組みを行っていくべきかを、文字組版の考え方や組版結果の例題を交えながら説明します。
3.デジタルフォントと文字コード
コンピュータを利用する現代で欠かせないデジタルフォントは、文字コードをはじめとするさまざまな技術を知っておく必要があります。
日常で意識せずに利用している文字規格など、関連技術もあわせて説明します。
※座学形式による受講となり、ソフトウェアの個別実技等は行いませんが、解説のために講師が機能などの説明を行う場合がございます。
※開催日程や進行状況などにより内容を変更する場合がございます。
※昨今の電力消費削減に配慮した空調設定を行いますので、当日の天候にあわせ、温度調整をしやすい服装でのご参加をお願いいたします。
お客様の個人情報の管理について
お客様から提出された個人情報は重要なものと認識し、その取り扱いについては細心の注意を払い、厳重に管理しています。
この個人情報は、「文字組版の教室」の申込及び、今後の『文字組版の教室」のご案内のみに活用させていただきます。