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2012年7月31日 東京開催「文字組版の教室」のお知らせ

2012年06月04日

開催のご案内

印刷処理はコンピューターによる作業が当たり前になりました。もちろん、文字組みやレイアウトなどの制作作業は一人でもできますし、誰でも簡単にパソコンやDTPソフトウェア、フォントなどを購入できる現在では、業種や状況を問わずに取り組めるようになっています。
 しかしどのように文字を組むべきかを専門的に学べる機会は、現在はほとんどありません。本来は作成する内容などで最適な組み方は異なりますが、専門職であってもそれを判断するための知識や技術を得る時間がないままに、ソフトウェアが持つ機能を特別な理由もなく標準設定のまま利用してしまい、本来望ましい結果を得ていない可能性があるのです。その状態が広まった結果として、文字表現の品質が以前と比べて低下していると言われております。
 文字を組むことは、たとえば印刷物を作る場合だとしたら、わずか一工程の作業にすぎません。しかし文字は多くの人に閲覧されるものであり、意思の伝達や記録には欠かせないものです。その品質を向上させることで、読む人が内容をよりよく理解できる可能性が高まりますし、成果物の総合的なクオリティーを底上げしたり、製品品質を向上させるための意識を持つことに繋がります。
 モリサワでは、長年にわたり培われてきた美しい文字組版を継承するために、フォントや組版ソフトの品質向上に努めると同時に、美しい文字組版を行える人材の育成を日々目指しております。
 今回は、文字組版のルールに関する考え方や捉え方を学ぶこと、そしてデジタルフォントと組み合わせた場合の文字組版の要点を考えることを中心とした、1日セミナーを開催いたします。

概要

開催日◆2012年7月31日(火)
時 間◆10:00~17:00(7時間/途中休憩を含む)
主 催◆株式会社モリサワ
協 賛◆出版学校 日本エディタースクール
会 場◆株式会社モリサワ 東京本社 9階・セミナールーム
    東京都新宿区下宮比町2-27
講 師◆長谷川 昌紀(株式会社モリサワ 東京本社ユーザサポート部 サポートセンター)

受講料◆10,000円(税込み/テキスト代含む)
講習用テキスト・参考図書「文字組版入門 モリサワ編」「文字の組み方ルールブック」(いずれも、日本エディタースクール出版部・刊)3冊のテキスト代、各種配布資料を含む料金です。筆記具および昼食は各自でご用意ください。(昼食時の外出・持ち込み可)

定 員◆40名
対 象◆DTP・組版編集に携わる方や、業務として組版に関わりのある方。その他、文字や組版に興味のある方。
申 込◆下記よりWebによる申込を受付けております。

» 2012年7月31日(火)開催のお申込はこちらから

» 詳細PDFはこちら(FAX用申込書)

セミナーの内容

1.文字構造と組版
文字組版のルールを考える際に欠かせないのは、その基礎を担うと同時にルールにも影響する、扱う文字そのものの構造です。
日常業務でよく利用される和文・欧文を中心とした文字の基礎構造、そして現在の文字組版には欠かせないデジタルフォント。それぞれに関わる構造と、実際の文字組版との関連や注意点などを説明します。

2.日本語組版の考え方
文字組版においては、さまざまな体裁や表現方法、利用シーンなどにより、その扱い方は異なってきます。どのようにして考慮するべきなのか、いくつかの処理方法があった場合のメリット・デメリットなどをどう捉えていくのか、など、日本語の文字組版を中心とした考え方を確認していきます。

3.文字と文字コード・異体字について
現代においてはデジタルデータでの表現やデータ保存・交換が当然と捉えられています。
特にデータ交換においてはそれぞれの環境などにより結果が変わってしまうこともあるため非常に難しい問題が生じる場合があります。
そこで影響がある文字コードの概要や、異体字と呼ばれるさまざまな字体・字形にかかわる情報などを解説します。

※座学形式による受講となりますので、ソフトウェアの個別実技等は行いません。
※開催日程や進行状況などにより内容を変更する場合がございます。
※昨今の電力消費削減に配慮した空調設定を行いますので、当日の天候にあわせ、温度調整をしやすい服装でのご参加をお願いいたします。

お客様の個人情報の管理について

お客様から提出された個人情報は重要なものと認識し、その取り扱いについては細心の注意を払い、厳重に管理しています。
この個人情報は、「文字組版の教室」の申込及び、今後の『文字組版の教室」のご案内のみに活用させていただきます。

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