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2012年4月19日 大阪開催「文字組版の教室」のお知らせ

2012年02月17日

開催のご案内

印刷処理はコンピューターによる作業が当たり前になりました。もちろん、文字組みやレイアウトなどの制作作業は一人でもできますし、誰でも簡単にパソコンやDTPソフトウェア、フォントなどを購入できる現在では、業種や状況を問わずに取り組めるようになっています。
 しかしどのように文字を組むべきかを専門的に学べる機会は、現在はほとんどありません。本来は作成する内容などで最適な組み方は異なりますが、専門職であってもそれを判断するための知識や技術を得る時間がないままに、ソフトウェアが持つ機能を特別な理由もなく標準設定のまま利用してしまい、本来望ましい結果を得ていない可能性があるのです。その状態が広まった結果として、文字表現の品質が以前と比べて低下していると言われております。
 文字を組むことは、たとえば印刷物を作る場合だとしたら、わずか一工程の作業にすぎません。
しかし文字は多くの人に閲覧されるものであり、意思の伝達や記録には欠かせないものです。その品質を向上させることで、読む人が内容をよりよく理解できる可能性が高まりますし、成果物の総合的なクオリティーを底上げしたり、製品品質を向上させるための意識を持つことに繋がります。
 モリサワでは、長年にわたり培われてきた美しい文字組版を継承するために、フォントや組版ソフトの品質向上に努めると同時に、美しい文字組版を行える人材の育成を日々目指しております。
 今回は、文字や書体の特性、組版における考え方の基礎、そして現代においては欠かせないデジタルフォントに関わる基本的な知識を学んでいただける、主に新入社員の方を対象にした1日セミナーを開催いたします。

概要

開催日◆2012年04月19日(木)
時 間◆10:00~17:00(7時間/途中休憩、5F ショールーム見学を含む)
主 催◆株式会社モリサワ
協 賛◆出版学校 日本エディタースクール
会 場◆株式会社モリサワ 本社 4階・セミナールーム
    大阪市浪速区敷津東2-6-25
講 師◆村山 浩司(株式会社モリサワ 本社ユーザサポート部 サポートセンター一課)

受講料◆10,000円(税込み/テキスト代含む)
講習用テキスト・参考図書「文字組版入門 モリサワ編」「文字の組み方ルールブック」
(いずれも、日本エディタースクール出版部・刊)3冊のテキスト代、各種配布資料を含む料金です。
筆記具は各自でご用意ください。昼食は準備しておりません。また、会場での昼食もできませんので、ご注意ください。
定 員◆40名
対 象◆印刷会社および印刷関連会社のDTP・組版編集担当の方、印刷会社の営業担当者、編集者、校正者、その他文字や組版に関わりのある方
申 込◆下記よりWebによる申込を受付けております。

» 2012年04月19日(火)開催のお申込はこちらから

» 詳細PDFはこちら(FAX用申込書)

講義の内容

1. 文字について学ぶ
読みやすく、また美しい印刷物をつくるためには、文字の構造や現在までの成り立ちについても知ることが大事です。
要点と歴史を押さえながら、文字について解説します。

2. 日本語組版のルール
さまざまな文字種別を扱う日本語は、組むためのルールも複雑です。
どのような点に気を付けながら文字組みを行っていくべきかを、結果の実例やソフトウェアの挙動を交えながら説明してまいります。

3. デジタルフォントと文字コード
コンピュータを利用する現代には欠かせないデジタルフォント。
その仕組みは文字コードなどをはじめとするさまざまな技術によって、はじめて利用できる仕組みになっています。
また何気なく利用している漢字や文字規格の話題など、一連の繋がりについてを確認していきます。

※座学形式による受講となりますので、ソフトウェアの実技等は行いません。
※開催日程や進行状況などにより内容を変更する場合がございます。
※昨今の電力消費削減に配慮した空調設定を行いますので、当日の天候にあわせ、温度調整をしやすい服装でのご参加をお願いいたします。

お客様の個人情報の管理について

お客様から提出された個人情報は重要なものと認識し、その取り扱いについては細心の注意を払い、厳重に管理しています。
この個人情報は、「文字組版の教室」の申込及び、今後の『文字組版の教室」のご案内のみに活用させていただきます。

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