2011年11月4日 東京開催「文字組版の教室」のお知らせ
2011年09月20日
開催のご案内
印刷処理のコンピュータ化・DTP化に伴い、文字組みやレイアウトなどのさまざまな制作作業は一人だけで行えるようになりました。また誰でも安価に購入でき、そして簡単にパソコンを扱えるようになった現代においては、それらの作業は専門の職業、いわゆる「プロ」だけでなく、分野の垣根を越えて簡単に取り組めるようにもなりました。
その反面、最も重要で大切といわれる「文字組み=組版」については専門的に学ぶ機会も少なくなり、品質の低下を招いているのではないか、と言われております。
組版は印刷物を作る作業のうちのひとつでしかありませんが、その中には次のような要素が含まれております。品質の良い組版を行うことで、クオリティの高い印刷物の作成に繋がります。
1. 文字や書体の持つ、特徴や特性、またその傾向
2. 組版における基礎的・応用的な知識
3. 組版における指示作業やレイアウト設計
モリサワでは、長年にわたり培われてきた美しい文字組版を継承するために、フォントや組版ソフトの品質向上に努めると同時に、美しい文字組版を行える人材の育成を日々目指しております。
今回、主にDTP・組版オペレータ様や編集担当者様を対象にした一日セミナー『文字組版の教室』を開催いたします。
概要
開催日◆2011年11月4日(金)
時 間◆10:00~17:00(7時間/途中休憩を含む)
主 催◆株式会社モリサワ
協 賛◆出版学校 日本エディタースクール
会 場◆株式会社モリサワ 東京本社 9階・セミナールーム
東京都新宿区下宮比町2-27
講 師◆長谷川 昌紀(株式会社モリサワ ユーザサポート部 サポートセンター)
受講料◆10,000円(税込み/テキスト代含む)
講習用テキスト「文字組版入門 モリサワ編」
参考図書「文字の組み方ルールブック」(タテ・ヨコ組編)
(いずれも、日本エディタースクール出版部・刊)
このテキスト代(3冊)および各種配布資料を含みます。
定 員◆40名
対 象◆印刷会社および印刷関連会社のDTP・組版編集担当の方、印刷会社の営業担当者、編集者、校正者、その他文字や組版に関わりのある方
申 込◆下記よりWebによる申込を受付けております。
講義の内容
1.文字構造
読みやすく、また美しい印刷物をつくるためには、その基底を支える文字の構造についても知ることが大事です。
要点や種別の差異などを考えながら、文字について解説します。
2. 日本語組版のルール
さまざまな文字種別を扱う日本語は、組むためのルールも複雑です。
どのような点に気を付けながら文字組みを行っていくべきかを、結果の実例やソフトウェアの挙動を交えながら説明してまいります。
3.デジタルフォントと文字コード
コンピュータを利用する現代には欠かせないデジタルフォント。
その仕組みや構造を知ることも大事です。
またデータ交換が重要な現代においては、その根底の技術である
文字コードがなければ成立せず、やはり知るべき要素のひとつです。
また何気なく利用している漢字や文字規格の話題など、一連の繋がりについてを確認していきます。
※座学形式による受講となりますので、ソフトウェアの個別実技等は行いません。
※進行状況などにより一部内容を変更する場合がございます。
※昨今の電力消費削減に配慮して冷暖房を弱めに設定いたしますので、温度調整をしやすい服装等でお願いいたします。
お客様の個人情報の管理について
お客様から提出された個人情報は重要なものと認識し、その取り扱いについては細心の注意を払い、厳重に管理しています。
この個人情報は、「文字組版の教室」の申込及び、今後の『文字組版の教室」のご案内のみに活用させていただきます。