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トップの声 株式会社モリサワ 代表取締役社長 森澤彰彦

1924 年、モリサワは「写真植字機」を発明し、それまでの印刷技術に新たな基準を創ることとなりました。
これは500 年に及ぶ活版印刷の歴史を塗り替えた画期的な発明です。
以来今日に至るまで、社是である「文字を通じて社会に貢献する」という企業理念のとおり、常に文字とともに歩み、文字とともに文化を作ってきました。

機械メーカとして出発し、写真植字機第一号の発明からいくつもの展開を迎え、時代の変遷に敏感に対応してきた弊社ですが、1980 年代に入り、印刷業界はデジタル化の普及で業界全体は時代のシフトが求められるようになりました。この時点で機械メーカとしての役割は終わりと考え、我々は大きなターニングポイントを迎えることとなりました。その後は日本語ポストスクリプトフォントの開発に取り組み、DTP環境の一翼を担ってきました。長い歴史に裏付けられた伝統と、新しいものを積極的に取り入れていく柔軟さが、弊社の特徴でもあります。

普段何気なく目にしている文字ですが、その種類は膨大です。教科書の文字、チラシなどの飾り文字、学術書など、用途によって文字も様々です。

弊社のフォントは現在約400 種類。今後も増え続けます。フォント開発はもちろん、今後は、データベースと連結させてボタンひとつで組版から製本までを処理するシステムや、多様な作業環境に合わせたソフトウェア開発などに注力していきたいと考えています。時代が変わり、媒体も変化し続ける中、電子書籍や最先端の液晶機器など、IT の進化に伴って拡がるメディアにも対応する力を備える弊社は、文字とその周辺のあらゆる場所に、活躍のフィールドを拡げています。

また事業を発展させるためには、経営における効率化と柔軟性が不可欠です。
それを生み出すのは、社員ひとりひとりのビジネスに対する積極的な取り組みであるのは言うまでもありません。弊社は、社員の意識を高める、クリエイティブなビジネスマインドづくりに努めています。

ひとつの型に縛られることなく、殻を破る勇気と自由な発想力が、今後のビジネスにますます必要になると考えるからです。

これは写真植字機の発明からはじまり、これまでの何度もの変遷を遂げたモリサワの変わらぬ姿勢です。