サステナビリティ

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三井住友トラスト・アセットマネジメント 様

お客さまの投資判断に役立つ情報を
分かりやすく提供

三井住友トラスト・アセットマネジメント 様
  • 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 営業企画部長

    栗生 英之 様

  • 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 営業企画部 マネジャー

    安田 京子 様

日本、アジアでも最大級の資産運用会社である三井住友トラスト・アセットマネジメントは、「お客さまからお預かりした大切な資産を中長期的に増やすことこそ最大の使命」と掲げ、お客さまの資産形成と社会の発展への貢献を目指しています。投資先企業の評価にSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)を取り入れ、ビジネスを通じたESG(Environment, Social, Governance)に取り組む企業の支援を通じて「投資リターンと社会的課題の解決の両立」を推進しています。

投資先企業とお客さま(投資家)をつなぐ資産運用会社において、モリサワ製品が役立っていること、その効果についてお話を聞きました。

課題

お客さまの投資判断に役立つ情報を分かりやすく提供

導入製品

MORISAWA BIZ+(企業向け包括契約)

書体の種類や線の太さが異なる全43書体のUDフォントが使用可能 ビジネスシーンで一般的なWord,Excel,PowerPointで使いやすい仕様

詳細はこちら

目的

三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 営業企画部長 栗生英之様、営業企画部 マネジャー 安田京子様にお話を伺いました。

お客さまに提供する資料(販売用資料、レポート、コラムなど)の読みやすさの向上(運用商品の特性・リスク、マーケット情報、資産運用に関する知識・考え方など)

事業について

人生100年時代といわれる超長寿社会を迎え、資産を自分で育て、守る時代が本格的に始まろうとしています。こうした中、三井住友トラスト・アセットマネジメントは資産運用会社として、お客さまの多様なニーズにお応えする幅広い運用商品を提供するとともに、ホームページでは投資に役立つレポートやコラムを掲載するなど、お客さまへのサポートに力を入れています。

はじめて投資をされるお客さまにも親しみやすい情報サイト『ワタシもはた楽 オカネもはた楽』を公開(2020年9月)

SDGsが求める社会課題の解決と経済的リターンの両立

公式サイトでは、CSR(企業の社会的責任)は、企業の「目に見える価値」だけではなく、「目に見えない価値」が成長の源泉になるという考え方を解説しています。

投資先企業が持続的な成長により収益を拡大し、それに伴う配当や賃金の上昇が最終的に家計に還元されるとともに、経済全体の成長につながる一連の流れを「インベストメント・チェーン」といいます。
三井住友トラスト・アセットマネジメントは、インベストメント・チェーンにおける重要な役割を担う運用機関として、投資先企業の価値創造を支援することを通じて、SDGsが求める社会課題の解決と経済的リターンを両立させることが、資産運用会社のあるべき姿だと考えています。

2000年代初頭から「日本株式SRI戦略」*1を立ち上げて以降、数々の国際イニシアチブに参加するなどして、世の中の動きを運用にどう取り込むべきか、資産運用会社としてどうあるべきかといった観点から考えを深め、行動を継続してきました。直近では、日本株式の「インパクト投資戦略」*2の運用を開始しています。
投資先企業にビジネスを通じたSDGsへの取組みを促すことにより、企業及び社会の持続的成長、サステナビリティの実現を目指すため、投資先企業の評価ツール「MBIS®」*3にSDGsの概念を取り入れ、また17のゴールを念頭に置いたエンゲージメントを行っています。

  • *1 企業の社会的責任(CSR)を重視した投資手法によりSRI(社会的責任投資)を行うファンド
  • *2 SRI、ESG投資の進化系として開発、投資を通じて社会的課題の解決を目指すファンド
  • *3 非財務情報に基づき、持続的成長に向けた企業の強み・課題を評価する独自ツール

幅広い年齢層のお客さまにUDフォントが効果を発揮

社会課題の解決と経済的リターンを両立させるインベストメント・チェーンは、参画する投資家が多いほど、その実効性が高まります。多くの投資家に参画いただき、長く投資を継続いただくために、資産運用会社として、資産運用や金融商品に対する理解が深まるような情報、投資判断に役立つような情報の提供に力を入れています。投資家には、幅広い年齢層のお客さまがいらっしゃいます。すべてのお客さまにとって読みやすく、分かりやすい資料作成について、さまざまな角度から検討を行い、UDフォントの読みやすさが有効と考えて導入にいたりました。

お客さまにお渡しするファンドの内容を説明したパンフレット類については、デザイン作成の委託先にもご協力いただき、2017年にUDフォントを採用しました。実際にお客さまから「文字や数字が読みやすくなった」、販売会社様から「UDフォントマークを記載したことで資料の信頼性が高まった」などの好評を得ています。

また、社内で作成しているレポート類についても改善を図るべく、2018年にMicrosoft Officeアプリケーションと親和性の高いMORISAWA BIZ+を導入しました。

速報性を重視しているレポート類(ファンドやマーケット情報、投資教育)は、PowerPointを使って社内で作成し、HPへの掲載や販売会社様を通じて最終的にお客さまの元へ届きます。コンテンツはデータや文章で構成していますが、より詳しく伝えたい、誤認を防ぎたいなどの意向から情報量も多くなりがちで、結果的に伝わりづらくなるという課題がありました。

UDフォントの導入によって、大切な情報を正しく伝えたい場面で、グラフなど数字の読み間違いが少ない、小さい文字でも見やすく読みやすいといった効果が発揮されています。お客さまの分かりにくさを解消し、正確な情報を正しく伝えるといった面から顧客満足度を高めることにもつながりました。

2020年12月現在
2020年12月現在

UDフォント導入前後比較 (上:導入前 下:導入後)
「マーケットフォーカス」「5G通信」
UDフォントの特徴である文字のふところの広さが、文章中の文字を潰れにくくして可読性を向上させており、視認性の高さから数値情報も読みやすくなっている。

「伝える情報」から「伝わる情報」にレベルアップ

UDフォント導入にあたってはモリサワ様のご協力により、UDフォントの研修を実施し、数十名の作成担当者がユニバーサルデザインの考え方を理解して、制作物の品質を向上させるスキルを習得しました。研修によって、ただUDフォントを使えば良いのではなく、資料や媒体ごとに有効な使い方を理解することで、「伝える情報」から「伝わる情報」にレベルアップしていると感じており、UDフォントの効果を実感しています。これからも見やすさ、読みやすさの向上に取り組んでいきますので、UDフォントに関する新しいご提案や社内研修などのフォローアップをお願いします。

今後も、すべてのお客さまに分かりやすく情報が伝わるように、さまざまな場面でUDフォントを活用していきたいと考えています。