フォント用語集

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ビットマップフォント


DTP以前のコンピュータやワープロに搭載されてきた、ドットの集合体として表現されるフォントのことです。

白黒の2値情報だけなので非常に高速で出力でき、主に画面表示に用いられていましたが、現在ではほとんど使われていません。現在は、文字の輪郭をなめらかな曲線で描く、アウトラインフォントが主流になっています。

たとえば、TrueTypeフォントやOpenTypeフォントは、いずれもアウトラインフォントです。

ビットマップフォントは、解像度が低い出力装置(モニタなど)では、小さいサイズでは十分に文字として認識できますが、小サイズのビットマップフォントを拡大して出力するとジャギー(ギザギザ)が目立ってしまいます。そのため、Macでは特定のpt(ポイント)サイズごとにドットデータが用意されました。

結果、ドットデータのある文字サイズでの出力では、ある程度の品質で出力ができましたが、用意されていない文字サイズを指定した場合は、元データを拡大・縮小して出力するため品質が低下していました。

アウトラインフォントが主流となった今では、使用する文字のサイズによって品質が低下することはなく、どの大きさでもきれいな文字が出力できるようになっています。