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UD書体


2006年、国連で採択された「障害者の権利に関する条約」第2条には、「調整又は特別な設計を必要とすることなく、最大限可能な範囲ですべての人が使用することのできる製品、環境、計画およびサービスの設計」という「ユニバーサルデザイン」の基本的な考えかたが示されています。

この思想は、施設やサービス、プロダクトのデザインのみならず、それらのなかでもっとも重要な情報伝達手段である文字、ひいてはその書体にもおよび、条約採択以降、万人にとって、見やすい、読みやすい文字のデザイン、書体の設計が求められるようになりました。 こうした思想のもと、デザインされた書体のことを「UD(Universal Design)書体」と言います。

UD書体はより文字の形が明瞭なデザインになっています。
UD書体では濁点・半濁点(左図)や“アキ”(右図)が大きく設計されています。