凸版文久見出し明朝について
「凸版文久見出し明朝 EB」には、ほかの書体にはない、ユニークな特徴があります。「文」「公」「延」などのように、文字セットには含まれないデザイン差のある文字を、フォント単位で切り分けて収録していることです。「凸版文久見出し明朝 EB」が準拠するAdobe-Japan1-3は、こうしたデザイン差のある文字を十分に収録することができませんが、[Std]フォントと[StdN]フォントに、それぞれ異なるデザインの文字を割当てることで、この問題を解決しています。
デザインによってフォントを切替えて利用できます
凸版書体の伝統と言える、画線が整理された、わかりやすいデザインを求める場合には[StdN]フォント(青字)、 筆の入り部分にアクセントを加えたより力強いデザインを求める場合には[Std](赤字)フォントというように、デザインによってフォントを切替えて利用できます。
「凸版文久見出し明朝 EB」は、和文・欧文ともにペアカーニング情報を搭載した、AP-OTFフォントとして提供されます。
なお、「凸版文久明朝 R」「凸版文久ゴシック R」が準拠するAdobe-Japan1-6では、標準で「文」「公」「延」などの異なるデザインの使い分けが可能です。