モリサワフェア2017 東京レポート
カテゴリ:イベント、バリアブルソフト『MVP』
モリサワ東京本社で行われた展示会をレポートします。
みなさんこんにちは、展示会レポーターのダイリンです。
ジメジメと初夏の陽気が目まぐるしく変わる最近の梅雨ですが、いかがお過ごしでしょうか。
この時期、気温差や気圧差で体調を崩しがちです。体調管理を十分になさって、暑い夏にそなえましょう。
今回は、6/15-16の2日間、モリサワ東京本社にて開催しました「モリサワフェア2017東京」のレポートを2回に渡ってお伝えします。
デジタル印刷機を効率的に活用できるソフトウエア中心の展示
今回のフェアは、以下の3つをキーワードに開催。
1. プリンタメーカ3社のデジタル印刷機の特徴を活かしたサンプルの展示
2. デジタルプリントの前・後工程で効率化が図れるソフトウエア&システムの展示
3. カッティングプロッタや静電気除去などの後加工機の展示
当日は、各日2回のセミナーを開催し、その前後で展示会場をご覧いただくスタイル。
セミナーはデジタルマーケティングやソフトウエアによる効率化、紙加工に関するお話で、お客様より活発な質問が飛び交うセミナーとなりました。
2F展示ブース
・株式会社モリサワ:RISAPRESS(カラー&モノクロ機)
・富士ゼロックス株式会社: Versant™ 180 Press
・沖データ株式会社 MICROLINE VINCI C941dn を展示。
各プリンタを特長付けるサンプル見本を展示し、用紙の対応力の高さをアピールしました。
その中から、注目の商品やサービスを以下ご紹介致します。
プレカ:
富士ゼロックス東京株式会社(販売)
有限会社 高田紙器製作所(製作)
富士ゼロックス東京ブースでは、印象的な動く名刺や飛び出すDMを展示されてました。これは、印刷する前にプレカットされた用紙にデジタル印刷することで、誰でも簡単に魅力的な名刺やDMの制作ができる用紙です。
プレカットした用紙は、販売はもちろん、カット用抜型データも印刷会社用に販売されており、紙加工技術をお持ちの印刷会社様でしたら、まずプレカットした用紙を制作し、その用紙を二次販売することも可能です。
アイデアと技術を販売するということで、プレカットデータは少しお高めのお値段となりますが、紙加工のギミックを手軽にお客様に提供できるツールとして利用が拡がりそうです。
工程・生産性向上ツール
TurboServer EXPRESS:
ビジュアルプロセッシングジャパン株式会社
統合型制作ワークフローサーバソリューションを展開するビジュアル・プロセッシング・ジャパンは、自社開発の新型・制作ワークフローサーバとして「TurboServer EXPRESS」を展示。
画像一括加工 / 処理などの自動化フローを加え、フルマウント制作サーバ、社外環境とのオンラインコラボレーションサーバとしてこれまで以上の制作コスト削減を実現するソリューションを展示しました。
サーバ内に格納された、顧客やブランドオーナーの画像・デザイン・イラスト・販促媒体・動画コンテンツの見やすくわかりやすいプレビュー、検索機能はもちろん、著作権管理、コンテンツ利用期限管理などの機能が強化。その他にも画像解像度やRGB-CMYKの変換を行う機能なども搭載しており、顧客へのサービス展開も充実しています。(オプションほかご用意)
近頃は、多様なメディアを活用した販促展開が一般的となっており、ブランドオーナー様は、自社商品やロゴなどの素材や販促媒体コンテンツの管理に、ブランディングの観点からアタマを悩ませているとのこと。多メディア時代の今だからこそ顧客の販促コンテンツを集約管理する提案をすることで、みなさまの印刷ビジネス受注へつなげられてはいかがでしょうか?
PC OneFlow:
株式会社グーフ
株式会社グーフが提供する「PC OneFlow」は業務を効率化するシステムです。
日々多様なお仕事が、色んなタイミングで印刷工場にデータとして流れてきます。
これらを…
・データをまとめたい単位にまとめる(グルーピング)
・パーツごとに分解する
・印刷用にまとめる(ジョブパッケージ・面付け)
・印刷機に流す
といった工程をルール化・自動化することで、作業のロスを最小化します。
その他後加工機、デジタル印刷向け品質検査装置などとも連携できます。
それらが、API(アプリケーションプログラミングインタフェース)やXML/JDFジョブチケットで容易に繋がり、外部との連携を可能としています。
新しいメディア
VR 360°画像制作サービス:
LIFE STYLE株式会社
参考出品として、新しいメディアの一つになるであろうと言われているVRの制作・教育支援サービスをご紹介しました。
LIFE STYLE株式会社は、グーグルストリートビュー(屋内版)の認証企業で、自社でもVR静止画を提供するためのFLIC360というサービスを提供しています。
グーグルストリートビューは、静止画を360°カメラで撮影し、PCやスマホ上で見ることができるサービスです。グローバル対応ですので、海外の方が観光前に観光地を視察されるといったニーズが拡がり、今やインバウンドツールとしても利用が拡大しています。
来場の方々は、ヘッドマウントディスプレイ初体験の方が多く、コンテンツの臨場感に驚かれていました。
展示会場には、その他にも多くの展示物や商品があり、すべてご紹介したいのですが、今回はここまでと致します。
次回は、モリサワフェアのセミナーについてお送りします。