ハロウィンを盛り上げるイメージバリアブル
カテゴリ:バリアブルソフト『MVP』
ハロウィンが近づいてきました!
こんにちは。ヌッティです。大分、涼しくなり、秋が深まってきましたね。前回、ダイリンの記事でも触れましたが、秋はイベントが目白押しです。その中にハロウィンがありますね。ハロウィンはここ数年で、クリスマスに次ぐ大きなイベントとして盛大に取り上げられるようになってきています。
ということで、今回のMVP Labはハロウィンに使えるお菓子のレシピ……(廿_廿)
ではなく、MVP Proのイメージバリアブル機能を利用して、ハロウィンを盛り上げるグリーティングカードなどに使えるテクニックを紹介します。
イメージバリアブルとは?
イメージバリアブルは写真などの画像に文字を自然に埋め込み、まるで撮影されたような景色に溶け込んだ画像の事をいいます。
MVP ProではPhotoshopと連携してイメージバリアブルを用いた印刷物を制作することができます。Photoshopで作成したテンプレートデータにMVP ProのDBパレットに設定したデータベースと連動したテキストを挿入し、可変画像を作成します。
イメージバリアブルではPhotoshopであらかじめ作成したアクションを利用するため、例えば芝生や看板に名入れなどの様々な加工を行うことができます。Photoshopのテクニックとイメージバリアブルを活用することで、バラエティ豊かな印刷物が作成できます。
かぼちゃに名前を入れてみよう!
そんなイメージバリアブル機能を利用して、下の画像のようにハロウィンらしくかぼちゃに名前を入れてみたいと思います。
MVP ProはPhotoshopと連携してイメージバリアブルを行います。事前にPhotoshopでテンプレート(.psd)やアクションの準備をしておく必要があります。今回はそのイメージバリアブルに使用するPhotoshopの加工方法についての手順を以下にご紹介します。
A.画像の用意
B.テキストが入るレイヤーを作る
C.加工をする
D.レイヤーを統合
E.A~Dをアクションに記録
のような順番になります。
1)画像の用意
かぼちゃが入っている画像を用意しましょう。かぼちゃの表面が凸凹すぎますと、加工が難しくなるので個人的にはつるつるのものがお勧めですw(かぼちゃに見えない!って突っ込みはご容赦ください……。)
2)画像の調整
画像のサイズや解像度などを整えてpsdデータとして保存しておきます。
※今回はCS6の画面で説明しています。
3)テキストレイヤーの作成
かぼちゃの表面で文字を置きたい場所にテキストレイヤーを作成します。表面に合うよう、文字をワープテキストなどを使い加工し、レイヤー内の描画モードをスクリーンにしておきます。
4)クリッピングマスクの適用
さらに文字がかぼちゃの表面になじむよう、以下のA~Cのレイヤーを用意し、クリッピングマスクをかけます。
A:陰影を作るためのレイヤー
B:かぼちゃの色に合わせた透明度のあるレイヤー
C:文字の表面にゴツゴツ感が出るよう加工したレイヤー
A~Cのレイヤーをテキストレイヤーの上に置き、クリッピングマスクを適用します。
5)レイヤーの統合
4)のレイヤーを統合し、描画モードをスクリーンにします。
6)ぼかしの設定
文字がよりかぼちゃになじむよう、ぼかしを設定します。
7)最終調整
最後にすべてのレイヤーを統合します。
※出力機によってはCMYKカラーで保存してください。
一通りの作業は以上のような内容になります。実際には、アクションパレットのRECボタンを押して、1~7を実施することでアクションデータの記録・保存が必要です。そして、この記録したアクションとPhotoshopのテンプレートをMVPで利用し、イメージバリアブルを行います。MVPでのイメージバリアブルの設定方法については、今回は割愛しますが、具体的な設定について確認したい方はチュートリアルPro素材のLESSON7に紹介されてますので、そちらをご参照ください。
というわけでMVP Proのイメージバリアブル機能はPhotoshopを利用すれば様々な表現が可能です。ハロウィンなどのイベントを盛り上げる良い材料にもなりますし、イベントの来場を即す招待状の訴求効果を向上させるためのツールとして、ぜひ活用してみてください!
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