U-PRESS
社団法人共同通信社が全国の新聞社などに国内外の記事を配信するために定めた独自の文字コードのこと。
コード体系はJIS X 0221:2001に準拠したUnicodeです。
U-PRESSフォントでは、同一のUnicodeでも、表示される字形がAdobe-Japan1に準拠したフォントと異なることがあります。たとえば、Unicodeの7259(U+7259)で呼び出される字形は、A-J1準拠のフォントでは「牙」(CID:1383)ですが、U-PRESSフォントでは「牙」(CID:7965)となります。CIDは違うものの、字形は同一の文字もあります。これらの表示字形の変更は、cmapの変更により実現しています。
U-PRESS対応フォントは、イワタ社が業界に先駆けて16,117文字で構成される「イワタU-PRESS」という文字セットを作り、TrueType、CID、OpenType、ビットマップの各フォーマットで提供していましたが、2013年9月現在、モリサワからも39書体がリリースされています。
モリサワフォントでは、フォントメニュー名を従来の[Pr6]フォントなどと区分するため、「U-OTF 〜 Upr」としています。たとえば「エムニュースエム L」の場合フォントメニュー名は「U-OTF エムニュースエム Upr L 」となります。"