OpenTypeフォントの種類
OpenType フォント製品は、Adobe-Japan1-3 以降の規格に準拠しています。
モリサワのOpenTypeフォントは、Adobe-Japan1のどの規格に準拠しているかによって、Std、Pro、Pr5、Pr6とフォント名が変わります。
Std(スタンダード)仕様が準拠するAdobe-Japan1-3 は、基本的にはAdobe-Japan1-2 と同じ文字セットで、プロポーショナルと半角の文字を縦組用に予め90度回転させた文字が追加されたものです。またCID フォントはJIS83 の字体がベースであるのに対し、OpenType フォントではJIS90 をベースとしています。
Pro仕様が準拠するAdobe-Japan1-4 は、主に商業印刷で必要と考えられる漢字,異体字,記号類,ルビ専用文字,プロポーショナルかなの文字を追加しています。 Pr5仕様が準拠するAdobe-Japana1-5 は、JIS X 0213(第3、4水準漢字)をサポートしており、Pro 仕様から4873 文字が追加されました。
ちなみにこの仕様をPro 仕様と呼ぶフォントメーカーもあります。さらに、Adobe-Japan1-6 に準拠し、23,058文字を有するフォントも登場しました。