フォント用語集

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JIS2004


平成16 年(2004 年)2 月20 日に発表された、JIS X 0213:2004 では、平成12 年12 月の国語審議会による「表外漢字字体表」答申に対応するため、図2 のような文字改正(168 文字)が行われました。

改正は主に、JIS の例示字体(規格票に印刷している漢字の形)を表外漢字字体表が定めた印刷標準字体に改めるもので、JIS を国語施策と整合させるものです。また新たに10 文字が追加されています。

モリサワではAdobe-Japan1-6に準拠したPr6Nフォントがこの規格に対応しています。 また、平成16 年(2004 年)9 月27 日には、人名漢字表が改正され、488 字の人名漢字が追加されて、合計983 字となりました。

これに対しては、Adobe-Japan1-4 が980 字、Adobe-Japan1-5 が982 字までをカバーし、Adobe-Japan1-6 が983 字全てをカバーしています。 JIS X 0213:2004 対応のフォントを搭載したMicrosoft 社のOS WindowsVista では、Vista 以前のOS で作成された文書を開くと、字体が異なることがあります。

また、MacOSX に搭載されているフォントや、OpenType フォントの内部に持っている、文字コードテーブルのJIS X 0213:2004 への対応方法によっては、Vista 同様に従来との互換性に問題が発生する可能性があるので注意が必要です。

詳しくは、冊子「Windows Vistaで変わる文字環境」をご参照ください。