フォント用語集

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JIS X 0208-1990(JIS90)


JIS X 0208-1990(通称:JIS90)とは、日本語文字セットの公的規格のひとつで、JIS(日本産業規格、旧:日本工業規格)として制定されました。
JIS第一水準・第二水準の漢字を含み、6,879文字が規定されています。当初は「JIS C 6226」として1978年に制定されましたが、1983年と1990年に漢字の字体・字形の変更を伴う改正がありました。この1990年の改正で示された漢字の例示字形を「JIS90字形」と呼ぶことがあります。

2004年に「JIS X 0213:2004」(通常:JIS2004)が登場するまで、モリサワをはじめとするフォントメーカーでは、このJIS90字形を採用したフォントを提供してきましたが、現在はJIS2004字形に対応した「N フォント」が提供されています。フォント名の末尾に「N」のないものがJIS90字形、「N」のつくものがJIS2004字形を採用するフォントです。例えば、「UD黎ミン Pr6」はJIS90字形を、「UD黎ミン Pr6N」はJIS2004字形を採用しています。

JIS90例字字形/JIS2004例字字形
左:JIS90例字字形/UD黎ミンPr6
右:JIS2004例字字形/UD黎ミンPr6N(Nフォント)

過去に制作したデータとの互換性を維持するためには、漢字の字形差に注意しながら、適切なフォントを選択することが求められます。また、データの受け渡しや制作の現場では、正確な情報の伝達と確認が極めて重要です。

JIS90とJIS2004で変更された字形の詳細は、冊子「Windows Vistaで変わる文字環境」をご参照ください。