ペアカーニング
ペアカーニングとは、特定の文字が隣り合ったときに生じる固有の隙間を解消するため、その2文字の組み合わせ(ペア)ごとに文字の間隔を個別で調整する仕組み(文字詰め機能)のことです。
コンピューターで文字を並べる際、通常はそれぞれの文字が持つ決まった幅に従って配置されますが、文字の形によっては特定の組み合わせで余白が目立ってしまうことがあります。
例えば、アルファベットの「A」と「V」のように斜めの線を持つ文字が並ぶ場合や、日本語の「っ」や「ょ」といった小さな文字、句読点が続く場合などでは、そのまま配置すると視覚的に間延びして見えてしまいます。
近年ではこうした問題を解決するため、内部にペアカーニング情報(隣り合う文字の組み合わせごとに設定された文字詰めの情報)を持つフォントが登場しました。
モリサワでは、2014年にリリースした「凸版文久明朝 R」を皮切りに、ペアカーニング情報が搭載されたフォント(AP-OTF)を順次提供しています。
このフォントには、膨大なパターンのカーニング情報が登録されているため、ペアカーニング機能をONにすることで、一文字ずつ手作業で調整しなくても、入力するだけで美しくバランスの取れた文字組みを再現できます。































