開催概要
第4回 - 現代日本の漢字文化 ─新しい常用漢字をめぐって─
昨年11月に29年ぶりに改定された「常用漢字表」について、文化審議会国語分科会委員としてこの作成に参画された京都大学大学院人間・環境学研究科の阿辻哲次教授に、“なぜ今改定が必要だったのか、またその改定の目的は何だったのか”など、実際に携わった経験からのお話を伺うプログラムとなっています。
おかげさまをもちまして、満席、盛会裏に終えることができました。
ありがとうございました。
講師
阿辻哲次 氏(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
日時
2011年4月21日(木) 16時~17時半(開場15時半)
場所
モリサワ本社4F 大ホール
大阪府大阪市浪速区敷津東2-6-25
参加費
無料(定員150 名)
阿辻哲次先生とモリサワ
モリサワでは「文字を通じて社会に貢献する」ことを社是に掲げ、広く文字文化の継承のための研究事業に力を注いでまいりましたが、阿辻哲次先生には特に「漢字文化」の伝承と発展を目的とした諸活動の立案、実施のご指導に多大なご尽力をいただきました。
講演
’98年には漢字の将来「簡体字の研究」と題した講演会。中国の文字改革と漢字の現状、そして簡体字のプロセスを分析、解説していただきました。
モリサワカレンダー
モリサワカレンダー「人間と文字」は、’92年、’93年にかけて「漢字歴訪」を作成。この時、阿辻先生には、中国および台北の撮影取材の指揮から監修に至るまで田中一光先生と共に全面的なご指導を戴きました。
出版物「人間と文字」
カレンダーのまとめとして’95年に出版した書籍編「人間と文字」(平凡社)では、第3話「漢字 悠久に流れ」第1章青銅器の銘文から第11章ハングルまで35頁をご執筆いただきました。
たて組ヨコ組
季刊デザイン誌「たて組ヨコ組」では’92年に特集「漢字の世界」を連載。さらに’98年第51号では西垣通氏、中沢新一氏らと「蘇る漢字・特質と可能性」と題して鼎談をしていただきました。
このフォーラムは終了いたしました。
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