モリサワ 2023年度新書体として「欅明朝 Oldstyle」や「ボルクロイド」「プフ サワー」など個性派が揃う16ファミリーをリリース
株式会社モリサワ(代表取締役社長:森澤彰彦 本社:大阪市浪速区敷津東2-6-25 Tel:06-6649-2151 代表、以下モリサワ)は、2023年秋にリリースする新書体の一部を発表します。広告や動画テロップなど、印象的な見出しに映えるデザイン書体を多く取り揃えた、個性豊かな16ファミリーです。
広告やコミック、ロゴなどの目を惹きたいシーンには、パワフルでエッジの効いた作風の「ボルクロイド」、ミステリアスな意匠の「月下香(げっかこう)」、幾何学的な骨格に丸みのあるエレメントを組み合わせた「アルデオ」、そして可愛らしい太ゴシック風デザイン書体「つぶてん」が個性を発揮します。
オールドスタイルの書体である「欅(けやき)明朝 Oldstyle」、「欅角ゴシック Oldstyle」は、金属活字由来の骨格や自由な運筆のかなが、上品でやわらかい印象を生み出しています。それぞれ2ウエイトをご用意し、使いやすさにもこだわりました。
また、統一しすぎない自由な字形と小さめの字面が昨年好評だった「プフ」シリーズから、新たに「プフ サワー」、「プフ ソワレ」をリリースします。レトロな可愛さやキャッチーな明るさの表現が得意な書体です。
近年、モリサワは台湾の繁体字フォントをベースにした書体開発に取り組み、重層的な文字文化を取り入れたデザインを編み出しています。「美風(みかぜ)」は、台湾の玉川設計所が手掛ける繁体字フォントをベースに制作され、涼やかで洗練された雰囲気をまといます。また、台湾の子会社であるArphic Typesの書体の漢字を組み合わせた「翠流(すいりゅう)きら星」と「翠流ゆゆポップ」は、遊び心やホッとするような優しさを伝えるのに適したデザイン書体です。
「瓦明朝」は毎日新聞社が開発した、モダンテイストの明朝体。横画やハライの先端が太めに設計されており、視認性が高いことが特徴です。
さらに、品位や信頼感がある太楷書体として「史仙堂(しせんどう)楷書体」もお目見え。賞状や証書はもちろん、各種商品パッケージや、目を惹きつける見出しなど大きなサイズでの使用におすすめです。
そして和文書体以外にも、欧文フォント「Lutes UD PE」の多言語展開としてThai / Arabic / Devanagari(デーヴァナーガリー)が新たに加わります。「Lutes UD」シリーズは、デジタルデバイス上での視認性に配慮し、ローコントラストかつクリアですっきりとした印象のセリフ体です。各言語の文字の特色を活かしながら、本シリーズで多言語を展開することにより、デザインの一貫性を持たせることができます。
これらの書体は今秋以降、Morisawa Fontsなどの対象製品を通じてご利用いただけます。Morisawa Fontsは、高品質でバラエティ豊かな2,000書体以上のフォントを提供するモリサワのサブスクリプションサービスです。
各書体の由来や特徴、おすすめの使い方は、モリサワ公式noteで解説していますのでぜひご覧ください。
2023年新書体は、かねてよりご要望の多かった人気書体のウエイト拡張も予定しています。続報をぜひ楽しみにお待ちください。
■対象製品
Morisawa Fonts
MORISAWA PASSPORT 製品 (※1)
MORISAWA Font Select Pack 製品
Webフォントサービス TypeSquare
■提供時期
2023年 秋
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株式会社モリサワ 東京本社 ブランドコミュニケーション部 広報宣伝課
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