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年賀状ビジネスにひと工夫

カテゴリ:イベント、バリアブルソフト『MVP

年賀状の季節になりました!

こんにちは、来年年男のダイリンです。

印刷業界では、11月から年賀状や喪中ハガキの印刷受注がはじまります。
ネットやスマホの普及に伴い年賀状の利用率は減少していますが、企業の年頭の挨拶状として年賀状印刷は、まだまだ活用されています。
http://research.lifemedia.jp/2015/12/151204_nycard.html
(出展:リサーチバンク:年賀状に関する調査より)

年賀状印刷のビジネスが変わってきています

年賀状印刷は、数年前はオフセット印刷が多かったですが、現在はデジタル印刷機を使ったサービスが増えて来ています。

これには、2つ理由があると思います。

1. 自宅でインクジェット印刷の時代から、Webやスマホで作成・印刷・投函までの時代へ

年賀状アプリ(iOS App Store)
「年賀状 2017 無料」の検索で30以上のスマホアプリが表示されました。

一時期年賀状は、自宅でインクジェットプリンタを購入して作成することが主流でした。ですが、その煩わしさや、インク代の高さからか最近では敬遠されはじめているようです。

その代わりに、Webやスマホで簡単に作成し、投函までお願いできるとっても楽ちんなサービスが登場しています。

スマホは、年賀状利用を減少させた張本人ですが、簡単に制作するためのツールでもあったんですね。

実際、スマホのアプリストアで検索すると、数十の無料アプリが出てきます。
ユーザは、テンプレートを選び、スマホで撮った写真をはめ込み、送りたい人をスマホのアドレスリストから選ぶだけで、年賀状が相手に届くのです。

私も初めて使った時は、大みそかに費やした年賀状の制作・印刷時間を返してくれ!! と叫びたくなったものです。(笑)

2. カスタマイズ年賀状のニーズ

1.で説明したWebやスマホのサービスは、ユーザが撮ったスマホの写真などを、デザイン枠内に収めて作成できます。家族や子供の写真入り年賀状が多いのは、その影響かと思われます。それらの発注のほとんどが、一般の方向け少部数を得意とするデジタル印刷機での対応が必須となります。

まさしく、年賀状印刷はデジタル印刷機にうってつけのお仕事と言えます。

また、Webサイトやアプリで制作することによって、その他の印刷会社へ仕事が流れないようにするための囲い込み戦略でもあります。

年賀状ビジネスの新しい提案

企業向け年賀状制作にバリアブル要素を入れてみませんか?

前述した囲い込みのサービスは一般の方の利用が増えていますが、企業向けの年賀状は、このような制作が難しいので、まちの印刷屋さんが受注されることが多いと思います。

それら年賀状もMVPでひと工夫することで、今までにない法人企業向けの年賀状DMが作成できます。そのポイントをご紹介します。

1. お客様の担当営業の顔写真を入れる

担当者顔写真入り年賀状DMの一例
サンプルはイラストですが、担当者の顔写真を入れることで親密度UPが図れます。

企業よりお送りする年賀状は、全てが同じ内容で、形式的な内容のものが多いですが、担当営業の顔写真を入れてみるだけでも、○○会社の担当営業の△△さんから届いた年賀状となり、親密感が増しますし、顔写真が入ることで捨てられにくくなり、既読率も上がるのではないでしょうか。

2. 本文内にお名前や個人に特化した内容を入れる

通常の挨拶文は、定型の文章となりますが、お客様のお名前を入れることができます。

個人名だけでなく、お客様個人に特化した文章をお送りすることも可能です。

3. お客様ごとに商品の割引チケットを付加する

セールの案内入り年賀状
本文にはお客様名を入れて、お客様ごとに割引率を変えることもできます。

お客様へ年の初めのお年玉ということで、お客様ごとに違った割引チケットを入れることも簡単にできます。

年賀状DMをMVPで作ってみませんか?

年賀状DM制作ワークショップを開催しました。

前回のワークショップの様子
Excelデータベースより、データを取り込み、宛名、顔写真、割引イラストを配置して、四面付け印刷。
最後は、簡易断裁機で断裁して仕上げまで、2時間のハンズオンを実施しました。

11月に年賀状の制作を体験するワークショップを開催しました。

可変印刷ソフトウェアを使った触られたことがない受講者の方から活発な意見も出て、実りあるワークショップでした。

今後も、お客様のためになる情報を発信して参りたいと思いますので、ご要望などありましたら、お気軽にお問い合わせください。 

バリアブルプリントソフト「MVP」詳細はこちら

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