複数のファミリーによって構成されるモリサワ独自の書体群の概念です。

従来のウエイトによる太さのグラデーションに加え、ファミリー間にもうひとつの変化軸を設定することでより複合的な書体のバリエーション展開を可能にします。

モリサワフォントの中では「黎ミン」がグラデーションファミリーにより構成されています。

「黎ミン」のグラデーションファミリーは、「黎ミン」を基準に、横線を段階的に太くデザインした「黎ミンY10」「黎ミンY20」「黎ミンY30」「黎ミンY40」を加えた、5つのファミリーにより構成されています。

各書体にはそれぞれ5〜8ウエイトが用意されており、従来の主に縦画の幅が変化するウエイトという軸に、横画の太さという軸が加わることにより、縦横、2方向の文字の太さが表現できるようになりました。