デジタルフォントの種類
デジタルフォントは、文字の形をコンピューターがどのように描き出すか(データの持ち方)によって、大きく3つの種類に分けられます。
1.アウトラインフォント
文字の輪郭を繋ぎデータ化したフォントです。
主な規格(フォントフォーマット)には、OpenTypeやTrueTypeなどがあります。最大の特徴は、文字の大きさを変えても、その都度コンピューターが滑らかな線を描き直すため、拡大・縮小によって文字の輪郭が崩れないことです。
この特性から、一般的なパソコンやスマートフォンでの表示、高精細な印刷、ロゴやポスターなどのグラフィックデザイン制作まで、あらゆる場面で標準的に使われています。
2.ビットマップフォント
文字をドット(点)の集合体として表現したフォントです。
格子状に並んだ点(ピクセル)を塗りつぶして形を作るためデータが単純で、コンピューターでの処理が速いというメリットがあります。一方で、拡大すると一つひとつの点がそのまま大きくなり、階段状のギザギザ(ジャギー)が目立ってしまうため、大きな文字の表示には向きません。
ドットフォントとも呼ばれており、処理能力に限りがある電卓や炊飯器の液晶、電光掲示板、高速な表示が求められる工業用機器などで活用されています。
3.ストロークフォント
文字を骨格(中心を通る線)の情報だけで表現したフォントです。
輪郭を塗るのではなく、「どこからどこまで線を引くか」というペンの軌跡データのみを持っています。文字に太さやデザイン性の自由度はほとんどありませんが、機械を動かすためのデータとして非常に適しています。
そのため、主にCAD用フォントとして設計図の作成に使われるほか、彫刻機で文字を彫る際や、プロッターで線を引く際など、特定の工作機械の制御用に利用されています。































