ブログ - Morisawa DTP Lab

Excelでは表示されている文字が、MVPでは表示されない!

春らしくなりました!

お久しぶりのヌッティです。乾燥する日が続いてますね。空気が乾燥すると流行るのはウイルスです。世間は新型コロナウイルス、インフルエンザ・・・等々、様々な病気が流行しています。外出から帰ってきたら手洗い、うがいを徹底し、予防してください。そして3月は卒業シーズンです。進学や就職など節目の時でもあります。今までお世話になった人達に感謝の気持ちを伝えつつ、新しい一歩を踏み出しましょう。

さて、今回のMVP LabではMVPのユーザ様からいただく質問で多い「文字化け」に関してお話ししたいと思います。

Excelでは表示されている文字が、MVPでは表示されない!

Excelのデータベース上では表示されているのに、MVPで可変情報として表示させると文字化けを起こすことがあります。そんな時はこれから説明する内容を参考にしてみてください。

文字が表示されない原因①:文字コードの問題

そもそも文字コードって何?と言う方に簡単に説明しますと、文字コードは「文字に割り当てられた番号」になります。コンピュータが理解し、処理できるのは数値だけで、人間が使う言葉や文字を直接理解することはできません。そのため、文字に数字(コード)を割り当てコンピュータに理解させます。その時に使用する割り振り方法(ルール)が文字コードにあたります。この文字コードの種類によって文字が認識できる、できないが生じる場合があります。

メールソフトの文字化けの例
文字コードが異なると正常に文字が表示されません。

話はMVPに戻して、MVPではExcelのデータをcsv、tab区切り形式に保存したデータを取り込んでいます。そのためcsv、tab区切りでもきちんと文字が表示されていることがMVPで表示できる条件になります。このcsv、tab区切り形式ですが、Excelから保存すると文字コードはShift-JIS形式が基本となります。

Shift-JIS形式は、JIS規格として標準化された日本語を含む様々な文字を収録した文字コードです。文字コードはShift-JIS以外にも複数あり、有名なものですとUnicodeがあります。Unicodeは世界の主な言語のほとんどの文字を収録しており、通貨記号や約物など文字と共に使われる記号や絵文字なども登録されています。
細かい仕様等の説明は省略しますが、この概要からもUnicode形式でデータを保存した方が表示できる文字数は多いと言えますね。

Excelからtab区切り形式に保存した例
Excelからtab区切り形式に保存するとShift-JIS形式になります。Shift-JISにない文字は上記のように文字化けします。
ExcelからUnicode形式に保存した例
ExcelからUnicode形式に保存すると文字化けが直ります。

上記の図からもわかるように、データベースはUnicode形式で保存したものをMVPで読み込む方が表示できる文字を多くすることができます。

ではExcelからUnicode形式で保存する方法を説明します。

手順は以下になります。
①Excelから「名前を付けて保存」を選択
②ファイルの種類を「Unicodeテキスト(.txt)」にして保存する

ExcelからUnicode形式に保存

上記の手順で書き出されたファイルはtab区切りのUnicode形式(UTF-16)で保存されるので、このファイルをMVPに取り込んで使用してください。
※Unicode形式のUTF-8についてはMVPで読み込めませんので、UTF-16形式で保存してください。
※MVPは多言語組版には対応しておりません。

原因②:フォントの問題

前述の文字コード以外では、MVPで使用するフォントにも気をつけましょう。フォントによっては収録文字数が異なるため、文字を正しく表示できない場合があります。しかし、Excelは表示に使用しているフォントに該当の文字がない場合、自動で違うフォントに置き換えて文字を表示します。そのため、フォントに文字がないことに気づかず作業してしまうことがあります。

Excelでの代替フォント表示
上の図では表示フォントを新ゴにしていますが、フォントに文字がないので別のフォントを割り当てて表示しています。

その結果、Excel上では表示できているのに対し、MVPでは表示できない!と勘違いされる事が多いです。MVPは設定したフォントを使って文字を正確に表示しますので、文字がない場合は下駄(〓)などで表示します。
データ作成時は使用するフォントで文字が表示できるかを確認することが大切です。

フォントに文字がない例(MVP上)
MVPで指定したフォントに文字がないと下駄(〓)などの表示になります。

ではフォントに文字があるのか、どうやって確認すればよいのでしょうか。
MVP付属のOTパレットを使うと、文字の検索が可能です。
OTパレットについては以前書いた「OTパレットで異体字入力もお手軽に」で紹介してますので是非ご一読ください。

他にもWindows OSで搭載されている「文字コード表」([Windowsアクセサリ]-[文字コード表])を使うか、IMEパッドの入力支援機能などを使って文字を探すことができます。ただし、Windows搭載されているこれらの機能はExcelと同様、別のフォントを割り当てて表示する場合もあるので、確実に文字が表示できるかを確認するにはMVP上でお試しください。

以上、今回のMVP LabではMVPにおける文字化けの原因と解消方法についてご説明させていただきました。それでは皆さん、また次回をお楽しみに~!

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