「常用漢字表」1,945文字に含まれない漢字のうち、雑誌や書籍などの印刷物で常用漢字とともに使用されることが多い文字について、印刷標準字体を示した表のこと。

「字体選択のよりどころ」を示すものとして、2000年12月、国語審議会によって答申されました。「蛙」「柴」「鮨」など1,022文字が含まれます。

ここで選定された1,022文字のうち、「嚙」「瘦」「麵」などの22文字については、生活の中で充分に定着しているとして、略字や俗字などである「噛」「痩」「麺」の表記を許容することになりました。

このような字体は、慣用的に使用されている簡易的な字体という意味から「簡易慣用字体」と呼ばれます。