Pr6とPr6Nフォントの文字セットと仕様
「Pr6」および「Pr6N」と記載のあるフォントは、Adobe-Japan1(日本語の文字セット規格)に基づいて作られたフォントです。もともとは「Adobe-Japan1-6」に対応したフォントにつけられていた名称ですが、2019年の改元に伴い、新元号「令和」の合字(縦組み・横組みの2文字)を追加した「Adobe-Japan1-7」対応フォントにも、同様の名称がつけられています。
そのため、Adobe-Japan1-7ベースのPr6/Pr6Nでは令和合字を使えますが、Adobe-Japan1-6ベースのPr6/Pr6Nでは令和合字が使えません。使用する際は、そのフォントがどちらの規格に対応しているかを確認する必要があります。
また、これらのフォントは、JIS X 0213:2004、JIS X 0212:1990(補助漢字)、共同通信社のU-PRESS文字セットに対応しており、「Pr6」と「Pr6N」には字形表示に関する仕様の違いがあります。
まず「Pr6」は、標準状態でJIS90の例示字形を表示します。
これに対して「Pr6N」は、JIS2004の例示字形を標準として表示します。
内部的にはどちらのフォントにも同一の字形がすべて収録されており、異体字の切り替え機能を持つアプリケーションを利用することで、必要に応じて字形を変更することが可能です。
「Pr6」と「Pr6N」は異なるフォントとして扱われるため、両方が提供されている場合は、一台のPCで同時にインストールして使い分けることができます。
近年ではJIS2004への移行が進んだことから、JIS90対応の「Pr6」が新たにリリースされる機会は少なくなっています。
JIS90の字形が必要な場合は、最新の「Pr6N」フォントを使用し、アプリケーション側で異体字を切り替えることで対応できます。































