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InDesign 2022(Ver.17.0)の新機能をご紹介!

カテゴリ:Adobe Creative Cloud

皆さま、こんにちは、黎です。
前回ご紹介したIllustrator 2022の新機能に引き続き、2021年10月27日・28日開催の「Adobe MAX」で発表された最新情報をお届けします!
今回はInDesignの最新情報の中から、特に印象的だった新機能についてご紹介します。
なお、この度のリリースでInDesignの最新版は「InDesign 2022」、内部バージョンは「17.0」となりました。

→Adobe社公式サイトはこちら

1. Captureパネルの追加

画像データから情報を引き出して活用する機能が追加されています。
「以前のデータから必要な情報をちょっと活用したい」という場合などに便利です。
まず、過去に作ったPDFやJPEGなどの画像データをInDesign上に配置します。
CCライブラリパネルの右下に「+」アイコンがあります。
こちらをクリックしますと新しく機能追加された「画像から抽出」というメニューが出てきます。
正に画像から抽出ということで、データで使われている「色」・「シェイプ」・「文字」の情報を抽出することができるんです♪

カラーテーマを抽出

色を抽出したい時は「カラーテーマ」を選択します。使いたい色にカーソルを持って行き、右下の「CCライブラリに保存」をクリックするとグループとして簡単にスウォッチに登録ができます。

シェイプを抽出

「シェイプ」では全体的な形の抽出・保存ができます。

文字を抽出

「文字」メニューでは使いたい文字情報をフレーム選択し、右下の「類似フォントを検索」とするとAdobe Fontsから形の近いフォントを候補に挙げてくれます。
候補の中からフォントを選択し、CCライブラリに保存ができます。
※こちらは現在欧文フォントのみの対応です。

2. UIスケールの新設

環境設定で「ユーザーインターフェイスの拡大・縮小」機能が追加されました。
4Kや8Kの高精細なモニタに合わせたUIサイズの変更が可能になりました。
※設定変更後はInDesignを再起動する必要があります。

3. キーボードショートカットの強化

編集メニュー内にある「キーボードショートカット」の中にIllustratorやPhotoshopのショートカットを参照しながら、InDesignでショートカットを作成することができるようになりました。

InDesignの新機能はいかがでしょうか?作業の効率化が図れそうな機能ではないでしょうか。皆さんも是非お試しください。
これからも各Adobe製品のバージョンアップが楽しみですね♪

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