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郵便カスタマコードで経費削減!

カテゴリ:バリアブルソフト『MVP

皆さん、こんにちは!
最近やっと念願の一人暮らしデビューを果たせたカモメです。
引っ越したばかりでまだ部屋に何もないのですが、朝晩が涼しくなり始めたこの季節、本格的に寒くなる前にせめて暖房器具は揃えねばと、購入リストの優先順位変更を検討中です。
季節の変わり目は風邪をひきやすいので、皆さんもご自愛ください!

さて、一人暮らしといえば実家暮らしとは違い、家賃や水道光熱費の支払いも自分でしなきゃダメですよね。
これらの請求書はハガキや封筒でお家に届きますが、そこに記載されていることの多い郵便カスタマコード、実は差出人側にもメリットがあるんです。
今回のブログでは、そんな郵便カスタマコードをMVPで簡単に作成する方法をご紹介します!

郵便カスタマコードとは

赤で囲まれているバーコードが郵便カスタマコードです。

郵便カスタマコードとは、郵便局の「バーコード付郵便物」のことで宛先の情報(主に住所)をバーコード化したものです。日本の郵便局では、これを郵便番号の自動読取区分機で読み取ることによって、配達処理の効率化を図っています。

支払い請求のハガキやDMの宛名面によく記載されているので、皆さんも見たことがあるのではないでしょうか?

実はこのバーコード、郵便局側が配達しやすくするだけでなく、差出人側にも配達料金の割引といったメリットがあるんです!!!

★割引率についてご紹介
 差出通数・・・1,000通以上
 割引率・・・・・3%(往復はがきは1.5%)

※詳しくは郵便局のホームページをご参照ください。

10月から消費税が10%に上がり、少しでも経費は削減しておきたいですよね。
MVPで簡単に作成できるので、使ったことが無い方はぜひこの機会にお試しください!

郵便カスタマコードの作成方法

それでは、郵便カスタマコードの作成方法についてご紹介します。

1.データベースの準備

まずは、郵便番号と住所がそれぞれ別のフィールドになっているデータベースを準備します。
(MVPでは住所のフィールドを3つまで読みこむことができます。)
都道府県~番地までの情報はデータベースに必ずご入力ください。
※郵便カスタマコードはデータベースにある郵便番号と住所(都道府県~番地)の情報をもとにMVP側で生成します。バーコード用のフィールドを別途ご用意いただく必要はありません。

2.MVPデータの準備

今回は「用紙:ハガキ」としたドキュメントに対してデータベースを読み込ませ、背景画像・郵便番号・住所・氏名を各ボックスに設定したものを使用します。

MVPのレイアウト画面(左)とプレビュー画面(右)

3.郵便カスタマコードの生成

郵便番号と住所フィールドの情報をもとに郵便カスタマコードの生成を行います。

① DBパレットより「フィールド作成」をクリックし、フィールド情報を
 「作成するデータタイプ:郵便カスタマコード、フィールド名称:任意のお名前」と設定
②「データタイプ詳細設定を開きますか?」ダイアログを「はい」で設定画面を開く
③「郵便番号」と「住所」の項目にそれぞれのフィールドを選択し「OK」で閉じる
④ DBパレットのフィールドリスト(一番下)に郵便カスタマコードが追加されたことを確認し「OK」で閉じる

4.郵便カスタマコードの表示

最後に、3で設定した郵便カスタマコードをバーコードボックスで表示させます。
ボックスをダブルクリックして設定画面を開き、「バーコード」タブより「バーコードタイプ:郵便カスタマ、可変バーコードメッセージ:3で生成した郵便カスタマコードのフィールド」を選択します。

設定できましたら「OK」で設定画面を閉じ、プレビュー画面よりバーコードが表示されているかご確認ください。

【補足】郵便番号と住所の照合について

③のダイアログにある「□郵便番号と住所を照合する」 にチェックを入れると、データベースの郵便番号と住所の情報がMVPに内包しているデータベースと一致しない場合に、郵便カスタマコードが生成されなくなります。
郵便番号と住所の情報が不一致の郵便カスタマコードは割引対象外になる場合がありますので、チェックオンをオススメします!
また、印刷エラーチェックを実行するとバーコードの生成できなかったレコードが分かるので、郵便番号と住所の整合性を確認するために郵便カスタマコードを活用することもできます。

 

※注意事項
以下の場合は、郵便番号と住所が一致していても郵便カスタマコードが生成されません。

・企業や建物が個別に取得している郵便番号の場合
・MVP内の郵便番号データベースが古い場合

MVP内の郵便番号データベースが古い場合は、こちらから新しいデータベースをダウンロードし、郵便データ管理ツールにて更新してください。

(更新はMVPを閉じた状態で行ってください。)

最後に…

皆さん、郵便カスタマコードはいかがでしたでしょうか?

「簡単に作れるんだな~、使ってみよう!」と思っていただけましたら幸いです。

それでは、次回のブログもお楽しみに!

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