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Adobe Admin Consoleの使い方

カテゴリ:Adobe Creative Cloud

こんにちは、まつをです!もうすぐ4月ですね❁
4月と言えばエイプリルフールです。近年企業がSNSでフェイクニュースを発表したりちょっとした話題になっていますね。(モリサワでも実はTwitterをやっているのでフォローお待ちしております!)
エイプリルフールが近いということは年度末ということでもあり、異動が決まってるから引継ぎの準備で忙しい!なんて人も多いかもしれません。人の入れ替わりでバタつくこの時期、Adobe製品を管理するための準備を忘れてはいませんか?
今回は、組織内でAdobe製品を管理するのに重要な「Admin Console」の使い方についてご紹介します。

ちなみに……Adobe社のサイトは内容が変更されることも多々あります。本記事公開時の情報を元に記事を作成しているため、リンク先や画面構成などが異なる場合がございます。

おしながき

①Admin Consoleについて
②Creative Cloud利用開始の手順
③Admin Consoleの管理者変更の手順
④アプリケーションのインストーラー入手(Admin Console:パッケージ/Creative Cloud Packager)
⑤認定バージョンと非認定バージョン

①Admin Consoleについて

Admin Consoleとはグループ版やエンタープライズ版の契約をしたときに、組織内でのユーザーライセンス割り当てやAdobe製品の使用権限を一元管理できるサイトのことです!
そのため「部署異動でAdobe製品を利用する人に変更が……」「組織内でAdobe製品の利用バージョンを統一したい~!」といった場合に役立ちます。

Admin Console操作画面例

②Creative Cloud利用開始の手順

Admin Consoleには管理者が存在しますが、契約手続きをした人がまさに管理者です!
管理者のAdobe IDでAdmin Consoleにログインし、Adobe製品を利用するユーザーへライセンスの割り当てを実行することでAdobe製品が利用できるようになります。そのため、契約後は割り当て作業が必須です。
Adobe製品の利用者変更がある場合も、割り当ての削除/追加作業が必要になることをお忘れなく!

・詳しい手順は「グループ版利用開始までの手順」をご覧ください

③Admin Consoleの管理者変更の手順

異動等により管理者自体を変更したい場合は、先ほどの割り当て作業とは異なる手順となります!
Admin Consoleの管理者権限は複数種類あり、メインとなる管理者(契約所有者)以外にサブの管理者をたてることができます。

・詳しい手順は「管理者を追加する」をご覧ください

 

メイン管理者を変更したい場合は、次にメイン管理者となる人を事前にサブ管理者として設定しておく必要があります。

・詳しい手順は「グループ版アカウントの契約所有者の変更」をご覧ください

※退職などで現在のメイン管理者がAdmin Consoleにログインできず、サブ管理者も不在の場合は、Adobe社のカスタマーサポートへ申請することでグループ版契約の管理者を変更することができます。

④アプリケーションのインストーラー入手

◇Admin Console:パッケージについて

Admin Consoleでは、各アプリケーションのインストーラーを作成することもできます!

・詳しい手順は「Admin Consoleの活用 パッケージを管理する」をご覧ください

 

Admin Consoleパッケージ操作画面例

 ただし、2021年2月Adobe社のサポートポリシー変更に伴い、グループ版をご契約の場合はAdmin Consoleのパッケージを利用してもCreative Cloudデスクトップアプリケーションと同様に、直近2バージョン(最新バージョンとその一つ前のバージョン)のインストーラーのみダウンロードできる仕様に変更となりました。

 

※エンタープライズ版をご契約の場合は、直近3バージョンまでAdmin Consoleのパッケージより入手することができます。また、エンタープライズ版にはLTS(長期サポート)バージョンも用意されています。

なお、パッケージでは作成することができない過去バージョン(CC2018以前)のインストーラーは、Creative Cloud Packager にて作成可能なバージョンもあります!

 

◇Creative Cloud Packager について

Admin Consoleよりダウンロードして使用することができる、過去バージョンのインストーラー作成アプリといったイメージです。

・詳しい手順は「Creative Cloud Packager を使用したパッケージの作成」をご覧ください

Creative Cloud Packager操作画面例
Creative Cloud Packager 自体の開発は現在終了されているため、今後のアップデートは提供されないようです。

⑤認定バージョンと非認定バージョン

2019年5月Adobe社のサポートポリシー変更に伴い、Creative Cloud契約時の利用可能なアプリケーションに変更がありました!
これにより、アプリケーションのいくつかの過去バージョンは「非認定バージョン」となり、利用が認められなくなっています。もちろん、非認定バージョンはCreative Cloud Packager を利用してもインストーラーを入手することはできません!

・詳しくは「各製品の認定バージョンと非認定バージョンのリスト」をご覧ください

 

お客様から頂くデータのバージョンが古いからアップデートができない等の事情もあるかと思いますが、非認定バージョンを使い続けるとセキュリティの観点でも危険が……!現在ご利用中の製品が認定バージョンかどうかについては一度ご確認いただくことをおすすめします。

もし何か不明な点がでてきた場合はAdmin ConsoleにてコミュニティフォーラムやAdobe社へ直接問い合わせる窓口が用意されているため、こちらもあわせてご活用ください!

Admin Consoleサポートページ画面例

今年度も快適なAdobeライフを過ごしていきましょう!

それではまた次回の更新をお楽しみに☆

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