ブログ - Morisawa DTP Lab.

簡単に“映える”! Photoshop Cameraで写真を撮ってみよう♪

カテゴリ:Adobe Creative Cloud

こんにちは! はるです。
いよいよ3月も終わりに近づき、暖かい日が増えてきましたね。
桜の開花も近そうです。長引くコロナ禍のせいで今年も大勢でのお花見は難しそうですが、桜スポットを散歩したりして春を楽しみたいですね!

さて今回のDTP Lab.では、Adobe社のモバイルアプリ「Photoshop Camera」をご紹介いたします!

ブログをご覧の皆様は、Adobe社のモバイルアプリを使ったことはありますでしょうか?
仕事でPhotoshopなどを使っていても、モバイルアプリはあまり知らない……という方も多いかもしれません。

Adobe社が公開しているモバイルアプリは数多くありますが、その中でも「Photoshop」と名がつくモバイルアプリは現在3つあります。
Photoshop iPad版

・Photoshop Express

・Photoshop Camera

 

昨年までは「Photoshop Fix」「Photoshop Mix」というアプリもありましたが、こちらは2021年6月21日にストアから削除されました。

「Photoshop Express」が上記アプリの機能なども盛り込んだオールインワンのモバイル写真編集アプリになりますので、こちらから同様の写真編集ができます。
「Photoshop Express」については先月公開した下記の記事にて詳しく紹介しておりますので、興味のある方はぜひご覧ください!
スマホで簡単!Photoshop Expressで写真を加工してみよう♪

Photoshop Cameraとは

さて、今回取り上げる「Adobe Photoshop Camera」は、Adobe社が開発したAIの「Adobe Sensei」を内蔵したカメラアプリです。

誰でも全ての機能を無料で使用することができます。(ストレージの追加のみ課金が必要です。)

また使用にあたってはAdobeIDもしくはFacebook、Google、AppleのIDを使ってログインする必要があります。

このアプリでは被写体を認識して最適な処理をかけて画像を補正してくれたり、「レンズ」と呼ばれるフィルターや効果を適用することができます。

そしてこの「レンズ」は単純な自動補正をするだけではなく、写真に合成加工を施せる仕組みになっています。

例えば「ブルースカイ」のレンズを使って写真を撮ると、曇り空を簡単に青空に変えることができます!
このときアプリの内部では、「Adobe Sensei」が空の境界線を認識し、その部分にだけフィルターを掛けるという処理を行っています。

今回の写真ですと空の手前に細い木の枝がたくさんあり、もし手作業で編集しようと思ったらなかなか手間がかかりそうです。
被写体の境界線を正確に認識する精度の高さはさすがAdobe Senseiですね!

操作としては「レンズ」を選んで撮影するだけなので、Photoshopを使ったことがないという方も違和感なく簡単に使用することができます。
そしてこれらの処理は全て撮影中リアルタイムに実施されますので、最終的な仕上がりを確認しながら撮影することができるんです!(もちろん撮影後に加工することもできます。)
スマホ越しに見える風景が実際のものとガラッと変わるのは楽しく少し不思議な体験ですよ。

多彩なレンズのご紹介

では、ここからは様々なレンズバリエーションをご紹介しましょう!

1.宇宙

Photoshop Cameraでは写真を現実ではない世界に仕上げることができるレンズも数多く用意されています。

その一つが「宇宙」です。このレンズを選ぶと、空に宇宙のフィルターが適用され、突然SFの世界に迷い込んだような写真に仕上げることができます。

どのように活用したらよいのか迷うレンズではありますが、とにかくインパクト大!です。 


2.空想

同じく写真を非現実的なものに仕上げることができるレンズが「空想」です。

このレンズを選ぶと、空に幻想的な大きな月が現れたり、花火を打ち上げたように加工することができます。

近年はコロナ禍で花火大会が中止になることも多かったですが、このレンズを使うと花火大会気分が味わえますね! 


3.食品

日常生活の中で使いやすそうなレンズももちろんたくさん用意されています。

その一つが「食品」です。こちらのレンズを選ぶと食品が鮮やかに、美味しそうな仕上がりになります!

そのまま撮ると少しくすんでしまった桜わらび餅も、レンズを使用するとほんのり綺麗な桜色になりました。

 

しかもこのレンズは自分で選択しなくても食品にカメラを向けると自動的に適用されます。

Photoshop Cameraは「Adobe Sensei」の高度な自動認識機能が備わっているので、料理や風景、人物などを自動で認識し、対象物に最適な加工を瞬時にしてくれるんです!

写真を撮った後に加工する手間が省けるのでとても便利ですね。 


4.スチームフル

もう一つ食品関係のレンズをご紹介します。

あたたかな飲み物やスープなどは「スチームフル」のレンズを使うと湯気が立っているように加工することができます。ホカホカした感じが伝わり、より美味しそうですね!


5.アートフル

写真をアート作品のように仕上げたい場合、「アートフル」のレンズがおすすめです!

いつもの光景が絵画作品のようになりますよ。いろいろなタッチが用意されているので、好みのものを選択することができます。


6.POP ART

「POP ART」も先ほどのレンズと同様に写真をアート作品のように仕上げられるレンズですが、こちらはとてもポップなテイストになります。

メインの被写体を自動で認識し、周囲をポップなカラーやロゴで装飾してくれます。

明るく目を引くデザインのものが多数用意されていますので、ブログなどのアイキャッチ画像も作れそうです! 

 

いかがでしたでしょうか。

ご紹介したのはごく一部のレンズのみですが、これだけでもバラエティ豊かなのがお分かりいただけるかと思います。


個人的には「ブルースカイ」「食品」などが日常使いしやすそうだと感じました!

「宇宙」「空想」などは使いどころは選びますが、友人や家族に見せたくなるインパクトのある写真ができあがること間違いなしです。

 

レンズライブラリ

また今回ご紹介できませんでしたが、人物用のレンズも数多く用意されています。スタジオで撮影したようにライティングを調整できる「スタジオ照明」というレンズなどもありますので、興味のある方はぜひ試してみてください!

 

レンズはアプリ内のレンズライブラリから追加することができます。毎週新しいものが追加されますので、継続的に楽しめそうです。

いろいろと試していると夢中になり、あっという間に時間が過ぎてしまいますよ。

楽しく新しい撮影体験ができる「Photoshop Camera」、ぜひ使ってみてください!

 

それでは次回のDTP Labもお楽しみに♪

DTP Lab. information メールマガジンのご案内

本ブログの更新や、イベント・セミナー情報などをメールマガジンで配信しています。
今後の情報配信をご希望の方は、ぜひ下記よりご登録ください。

DTP Lab. information メールマガジン登録フォーム

Adobe製品のご導入に関するお問合せはこちら

≪前の記事          次の記事≫