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Photoshop 2023(Ver.24.0)の新機能をご紹介!

  

カテゴリ:Adobe Creative Cloud

こんにちは。文字組ツメ太郎です。

今年もこの季節がやってまいりました。
Adobeユーザーにとって毎年の恒例行事、Adobe MAX

もはや秋(秋冬?)の季語のような安心感がありますね。

 

今回は10月19日~20日のAdobe MAXで発表された最新情報の中から、特に印象的な新機能についてお届けします!
製品ごとに、複数記事にわたってご紹介してまいりますので、ぜひその他の記事もチェックしてくださいね!

第2弾のこの記事では、Photoshopの最新情報をご紹介します。

必要システム構成

まずは気になる動作環境についてです。

macOS

▼ Intel macの場合
 macOS Big Sur(バージョン 11.0)以降が必要です。

▼ Apple Silicon プロセッサーの場合
 macOS Big Sur(バージョン 11.2.2)以降が必要です。

mac環境は例年と違い、IllustratorやInDesignの動作要件と異なっておりますのでご注意ください。
また、macOSの推奨バージョンは11.7以降となっています。macOSの途中バージョンは不具合が多いこともありますので、バージョンの最新環境にしておくのがおすすめです。

Windows

Windowsは2022(Ver.23)と変わらず、
Windows10 64 ビット(バージョン 1909)以降が必要です。
LTSC バージョンはサポートされていません。

詳細につきましてはAdobe公式ページをご覧ください。

新機能の概要

今回のリリースでPhotoshopの最新版は「Photoshop 2023」、内部バージョンは「24.0」となりました。

バージョンアップ内容は、下記の通りです。

・選択機能の向上
・ワンクリックで削除および塗りつぶし
・編集に招待
・レビュー用に共有(ベータ版)
・ニューラルフィルター(ベータ版)
・ライブグラデーション(ベータ版)
などなど……!


※新機能の全貌はAdobe公式ページをご覧ください。

今回は抜粋した内容にてご紹介していきます!

1.デスクトップ版Photoshop注目機能

オブジェクト選択ツール

最近の成長がめざましい「オブジェクト選択ツール」が、今回のアップデートでさらにパワーアップしました。

今まで人物やわかりやすい被写体を選択するのはお手の物でしたが、このたび空・建物・植物など、複雑なオブジェクトをそれぞれ認識できるようになりました。
恐るべしAdobe Senseiの力……!

それぞれ、建物・リュック・人間・空と選択されています

また、画像内の「不要なものを消す」という作業、よく発生するわりには意外と時間がかかりがちですよね。

今までであれば選択ツールを使って選択して、コンテンツに応じた塗りつぶしを適用して……と段階を踏む必要がありましたが、ここも時短仕様にアップデート!

消したいものをオブジェクト選択ツールでワンクリックして、

Shift+Delete!(Windowsの方はShift+BackSpace!

一瞬で消えました!!!
この動作だけで、写真の中に移っている不要なものを消すことができます。

編集者として招待

クラウドドキュメントのリンクを発行し、他の作業者に編集を依頼できるようになりました。
※現時点のバージョンでは非同期編集となり、クラウドドキュメントを編集できるのは最大1人までのようです。

2.ベータ版の機能も続々!

開発途中のベータ版にも気になる機能がたくさん登場しました!

デスクトップ版Photoshopで使用できるベータ機能

■ ニューラルフィルターの強化

古い写真の復元や着色、写真のぼかし調整が可能になります。

左:元画像  右:ニューラルフィルター「写真を復元」適用

■ レビュー共有

ローカルドキュメント・クラウドドキュメントのWebバージョンを作成し、レビューを作成できます。

ベータ版のデスクトップアプリケーションで使用できる機能

通常のPhotoshopとは別に用意されているベータ版のデスクトップアプリケーションでも、「ライブグラデーション」や「ライブぼかし」など、魅力的な新機能が登場しています。


※ベータ版のデスクトップアプリケーションをインストールするには、Creative Cloud デスクトップアプリケーションの「ベータ 版アプリ」タブより、「Photoshop(Beta)」の「インストール」を選択します。

Creative Cloud デスクトップアプリケーションの画面

その他にも……

その他、Web版Photoshopの強化も行われます。
各種機能が追加されるほか、データをクラウド保存して続きはデスクトップ版で!というように、作業環境をシームレスに移行することも可能なようです。

場所にとらわれない、柔軟な作業が実現できます。ぜひそちらもチェックしてください!

いかがでしたでしょうか。

皆様の日頃のお仕事に役立ちましたら幸いです。
ぜひ、実際にPhotoshop 2023を使って実感してみてくださいね!

それではまた次回!

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