ブログ - Morisawa DTP Lab.

文字組版の教室 InDesign編を開催しました

カテゴリ:文字・組版、イベント

こんにちは、明石です。

今回は5月末にオンラインで開催した「文字組版の教室 InDesign編」のレポートをお送りいたします。

モリサワでは春・秋の年2回、定期的に「文字組版の教室」を行っています。
→「文字組版の教室」のレポート記事はこちら

従来の「文字組版の教室」は組版の基礎を学べる座学講座でしたが、今回の「文字組版の教室 InDesign編」は、書籍組版で多く利用されるInDesignを用いて、アプリケーションの実演を交えた講座を行いました。

合計3時間の少し長い講座ではありましたが、オンライン開催のため、受講者の皆さまにはリラックスできる環境でご参加いただけたのではないかと思います。今回はそんな「文字組版の教室 InDesign編」をご紹介していきます。

1. 『文字組版の教室 InDesign編』の概要

開催日:2022年5月27日(金)
時間:13時~16時
受講料:5,000円(税込)/ 1名あたり
配布資料:講義で使用するスライド・およびInDesignのサンプルデータ(事前ダウンロード)

詳細ページはこちら

2. 当日のアジェンダ

①行組版の基本

日本語における本文組版の基礎のおさらいパートです。
今回の講座の対象は「組版用語がある程度わかる方」もしくは「モリサワ主催『文字組版の教室』を過去に受講された方」でしたが、はじめに簡単に復習を行いました。

② InDesignの行組版

InDesignには非常にたくさんの組版に関する機能があります。

その豊富な機能の中から、行組版をするにあたって重要となる項目をピックアップし、設定順の解説や設定内容による結果の差異を、実演を交えながらご紹介しました。

③ その他の組版設定

InDesignの文字組版に関する機能は非常にたくさんあります。その中から、知っていれば組版の細かい調整ができたり、さらに便利に使用できる機能をご紹介しました。

④ 英文組版の設定

昨今は日本語と英語の混ざった和欧混植はもちろん、英文の組版を扱う機会も増えてきています。英文組版を行うにあたって把握しておく必要のある機能と、それぞれの設定項目を解説しました。

⑤ OpenType機能

組版を行うにあたり欠かせない「フォント」には、さまざまな機能が備わっています。それらOpenTypeフォントに備わっている機能についてご紹介しました。

⑥ Illustratorとの比較

InDesignとIllustratorは、同じAdobeのソフトであり、操作性も非常によく似ています。
しかし、文字を扱う組版の機能については異なる部分もあります。
InDesignとIllustratorを比較した際に、どういった機能に違いがあるのかや、Illustratorが得意とする文字関連の機能についてご紹介しました。

3. 受講いただいた皆さまの感想

受講者の皆さまには最後にアンケートでご意見をいただきました。
ほとんどの方が、「わかりやすく勉強になった」「受講してよかった」と記載をしてくださいました。その中からいくつかのコメントをご紹介します!

・アプリケーションの設定による組版結果の変化を見ながら説明を聞けたので、わかりやすかった。

・今までバラバラに得ていた知識や、理由がわからない箇所を整理することができた。

・用語をわかりやすく言い換えしてくれて理解がしやすかった。

・講義が終わった後も、アーカイブとして自分で実践できるのが良い。

中には少し難しかった、少しスピードが早かったというお声もいただきましたが、ご自身で復習いただけるようにアーカイブ動画の公開を行っています!
当日の参加が難しい場合でも、アーカイブのみの視聴も可能です。

 

次回開催時、お申し込みに迷われた場合は、ぜひ今回のレポートを参考にしてください!

4. 次回開催のご案内

文字組版の基礎を学ぶ「文字組版の教室」および、InDesignの実演を交えたステップアップ講座「文字組版の教室 InDesign編」は、今後も定期的に開催予定です。

次回は秋頃を予定しています。
開催が決まりましたら、弊社Webサイト、SNS、およびメールマガジンでお知らせいたします。ぜひ下記よりメールマガジンへご登録ください。

DTP Lab. information メールマガジンのご案内

本ブログの更新や、イベント・セミナー情報などをメールマガジンで配信しています。

DTP Lab. information メールマガジン登録フォーム

≪前の記事          次の記事≫