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滋慶学院 COMグループ

学生の作品のレベルを向上させる
ためには書体が重要です。
学生たちに良い環境を用意し、
良い作品・良いポートフォリオを
作ってもらいたいと考えました。

滋慶学院 COMグループ
  • 大阪コミュニケーション アート専門学校 学校長

    鞍井 修一 氏

全国でデザイン、音楽、動物系専門学校など22校を運営する滋慶学園COMグループ。 中でも産学協同教育を実践する「大阪コミュニケーションアート専門学校」および「東京コミュ ニケーションアート専門学校」では、グラフィックデザインやイラストレーションなどの授業で MORISAWA PASSPORTを導入している。教室のMacで使える書体が大幅に増えたことは、 デザインを学ぶ学生からも好評だ。

業界のスタンダード環境で即戦力を育てる

「広告を制作するプロダクションが、即戦力として専門学校生を採用するようになってきた」と語るのは、大阪コミュニケーションアート専門学校の鞍井修一学校長。元は株式会社電通でクリエーティブ局長を務めていた人物だ。
「広告制作会社は、昔は大学生しか採りませんでしたが、今は専門学校からたくさん採用しています。バブル景気がはじけてから、大手の広告代理店は別として、制作プロダクションでは大学生を採用して育てる余裕がなくなってしまったんです。大学の美術教育で学ぶのは、ファインアート。それを、広告制作の戦力にするには2 ~3 年かかるんです。プロダクションには、その余裕がない。そこで、即戦力として専門学校に期待されているんです。」

今年で創立20周年を迎えた大阪コミュニケーションアート専門学校、および東京コミュニケーションアート専門学校では、産学協同による即戦力の育成が行われている。大手企業が提携し、学生たちのための課題を提供。現役のデザイナーたちが講師として活躍し、実践的で質の高いクリエーティブ教育を提供しているのだ。
現在、東京・大阪ともにMac教室ではMORISAWA PASSPORTが導入されている。その経緯について、大阪で教務部長を務める富田政則氏は、次のように話す。

株式会社大林組
This is KANSAI-Design建築物の5連判ポスター

「現在は、Mac OS X とAdobe Creative Suite CS2がメインの環境になっています。大阪では2008 年の春から、東京ではそれ以前からMORISAWA PASSPORTを導入しました。Mac の入れ替えということもありましたが、やはりモリサワの書体が業界の主流であること、そして学生の作品のレベルを向上させるためには書体が重要です。学生たちに良い環境を用意し、良い作品・良いポートフォリオを作ってもらいたいと考えました。」

さらに東京校でデザイン系の教務副部長を務める伊藤大祐氏が「環境については、業界のスタンダードが学校のスタンダードという考え方です」と話す上で、こう続ける。
「MORISAWA PASSPORT導入以前は、モリサワ基本5書体を購入してしていましたので、使える書体が限られていたんです。それがMORISAWA PASSPORT によって、モリサワ書体のすべてが使えるようになる。学生たちにとっても、文字組のバリエーションが増えるのは魅力ですね。また、かつて(基本5 書体以外の書体に関しては)教室によって入っていたり、入っていなかったりというのがありましたが、そういったこともなくなりました。」

株式会社ケンウッド
トランシーバー「DEMITOSS 20」雑誌広告・販促用カタログ編集デザイン
キヤノンマーケティング ジャパン株式会社 
「EOS Kiss Digital X」 ポスター

質の高い環境を学校にも、自宅にも

鞍井学校長は、MORISAWA PASSPORTが学生に与える影響について、大きな期待を抱いている。
「学生のうちから、学生だからこそ、最先端で高いクオリティのものを使って作品を作ってほしい。そういう世界を、社会に出る前に知っていることは素晴らしいことです。新しいものを使うこと、(選択肢の多い中から)自分の意志で選んで使うことは、多くの企業プロジェクトに取り組むのと同じように視野を広げると思います。」

東京・大阪のどちらの学校でも、Mac教室の24 時間解放日が設定されているほか、日中でも教室に空きがあればいつでも「自習」が可能だ。したがって、自宅にMacがない学生でも課題制作にどっぷりと浸かることができる。とはいえ、できることなら自宅でも作業したいというのが願いだろう。
また、富田氏と伊藤氏は、「Student Pack*」に対しても期待をしているという。

「学校にあるフォントは高くて自分では買えない、というのが学生の声です。買えないから、安いフォントを自宅のMac にインストールして使うわけです。しかし、Student Pack* のようなものがあれば、学校と同じ環境にしやすいですし、データの行き来も容易になると思います。」(富田氏)

「書体に対する興味を持たせることが大事だと思っています。興味を持てば、文字についてよく見るようになるでしょうし、モリサワが多くのところで使われていることも気づくでしょうから、自身でもそういうものを使いたいと思えば、Student Pack* にも興味を持つのではないでしょうか。」(伊藤氏)

実際に大阪コミュニケーションアート専門学校の教室で学生たちに話を伺ってみると、書体が大幅に増えていることには誰もが気づいていて、中には「リュウミンをよく使っている」という学生も。また、Student Pack* に関しても「その金額なら欲しい」という声が聞かれた。

「実学教育・人間教育・国際教育という建学の理念のもと、業界とともに優れた人材を育て上げたい」と話す鞍井学校長。そのためには、講師陣だけでなく、課題の内容、そしてフォント等のクリエーティブ環境も含めて「業界の、本物で最先端の情報、最高の環境に接し、心構えを養った上で社会に出てほしい」と言う。その本物かつ最高の環境のひとつとして、MORISAWA PASSPORTを選択している。

*Student Packは2013年9月13日をもって販売を終了いたしました。学生の皆様には、MORISAWA PASSPORT アカデミック版をご用意しております。
»MORISAWA PASSPORT アカデミック版についての詳細はこちらから