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Chatwork株式会社

10周年を機に実施したリブランディング
オリジナルフォントでChatworkらしさを表現

Chatwork株式会社
  • Chatwork株式会社 ピープル&ブランド本部 BX部 クリエイティブチーム リーダー

    新免タカノリ氏

  • Chatwork株式会社 BX部 クリエイティブチーム

    小野寺 愛 氏

  • Chatwork株式会社 BX部 クリエイティブチーム

    一戸 等 氏

国内利用者数No.1*を誇るビジネスチャット「Chatwork」を展開するChatwork株式会社は、サービス提供10周年記念プロジェクトの一環として、2021年8月からプロダクトのリブランディングを実施している。コーポレートフォントの刷新にあわせて、モリサワと共同開発したオリジナルフォント『Chatwork Sans』を新たに採用した。同社のピープル&ブランド本部 BX(ブランドエクスペリエンス)部の担当者に、コーポレートフォント決定までのストーリーやフォントのカスタマイズなどのこだわりについて聞いた。

  • * Nielsen NetViewおよびNielsen Mobile NetView 2021年4月度調べ月次利用者(MAU:Monthly Active User)調査。調査対象47サービスはChatwork株式会社にて選定。

選ばれるプロダクトに向けたリブランディング

「Chatwork」が2011年3月にサービスを開始した当時は、世の中で「ビジネスチャット」という仕組みもほとんど知られておらず、仕事でチャットを使う物珍しさや口コミだけでユーザーが増えていったという。しかし、時間の経過とともに同種の商品・サービスが社会に発表されたことで徐々に市場が確立し、同時に機能差だけではユーザーに選んでもらうことが難しいという競争環境になってきた。

Chatworkが目指す世界観や働き方などに共感してもらうことは、ユーザーの皆様との結びつきを強め、当社のサービスを積極的に選んでいただくことにもつながります。競争環境でも選ばれるプロダクトへ成長するために、リブランディングを強く意識するようになりました」と、ピープル&ブランド本部 BX部 クリエイティブチーム リーダーの新免タカノリ氏は、リブランディングにいたった経緯を振り返る。

リブランディングのプロジェクトでは、「Chatwork」の強みや課題、将来像などをまとめ、ブランドコンセプトを定めながら「『Chatwork』らしさ」を明確化していった。最終的なデザインコンセプトは、「Chatwork」がユーザー1人ひとりにフォーカスし、創造的な働き方を提供するという意味を込めた「Focus & Create Your Vision」と決定した。

難航した既存フォントでの検証作業

プロジェクトでは、新しいフォントの選定も行われた。それまでChatworkは、コーポレートフォントとしてモリサワの「UD新ゴNT Pro」に加え、英字は古典的なサンセリフ書体を基本とし、WebサイトにもUD新ゴNT ProをWebフォントで使っていた。「UD新ゴNT Pro は、丸みを帯びたChatworkロゴと並べて表記した際の相性やユニバーサルデザインのフォントとしての視認性の高さなどから選んでいました」と新免氏は説明する。その一方で、「使用するシーンによっては必ずしもベストではないという声もありましたので、フォントの変更も含めた検証に取り掛かりました」(同氏)と、当時を語る。

同社では、当初、既存フォントの中から新たなブランドコンセプトに合うものを探すつもりだったという。『Chatwork』の世界観に合うと考えた20種類近いフォントまで絞りこみ、検証作業を行いました。サンセリフ体、書体の形、ふところの広さなどで選別し、実際によく使うコピーを当てはめ、フォントの見え方を確認しましたが、これぞというフォントを見つけ出すまでに至りませんでした」と同部の小野寺愛氏は話す。

欧文フォントのカスタマイズを起点にオリジナルフォントの開発へ

フォントの選定が大きく進んだのは、モリサワからの提案だった。モリサワが保有する和文・欧文フォントを組み合わせ、和欧文のベースラインや文字サイズ比率などをカスタマイズし、新しいフォントが作れることを聞き、Chatworkの担当者は驚きをもって受け止めたという。

「Chatworkのロゴの“a”の縦のラインが特徴的で、イメージに合うフォントでもaの上部に線があるデザインは対象外としていました。モリサワからの提案では、aのデザインを変えるなど部分的な文字のカスタマイズもできるとのことでした。いくつかの検証を経て、フォントの完成形のイメージはすでに固まっていましたので、モリサワへ詳細なイメージをお伝えしました。出てきた提案の中には未発表のフォントも含まれていたので、初めて見るフォントもありました。その中から私たちのイメージとぴったり合うものを選びました」(小野寺氏)。選定された欧文フォントに対し、さらに目的や用途に沿った多くのアレンジが加わった。「桁数の多い数字をよく使うので、例えば1は下の線がないデザインにしたかった」(同氏)。

和文は「あおとゴシック」がベースとなっている。新免氏は「社名の『Chatwork株式会社』には、欧文と和文が混在しています。和文と欧文で異なるフォントを使用すると、同じサイズ指定でも並べると欧文の方が小さく見えたり、太く見えたりし、ウエイトを合わせても同じに見えにくいことがあります。新フォントはその部分も細かく調整し、1つのフォントにしていただいたので、使いやすく非常に満足しています。これまで、コーポレートフォントを制作するにはコストも時間もかかるイメージを抱いていましたが、既存フォントのカスタマイズによって、コストも時間も抑えながらオリジナリティも手に入れることができました」と、高く評価する。

Chatworkは新たなフォントを、呼びやすさやChatworkを冠したいという希望に沿って『Chatwork Sans(チャットワーク サンズ)』と名付けた。今後、同社が対外的に発表する制作物などへ使用していくという。「Webサイトや制作物など、ほとんどすべてのプロダクトに『Chatwork Sans』を使用しています。新フォントは、程よく字面が空いており、文字の癖も感じません。フォント自体にかっこよさがあり、「Chatwork」のブランドイメージに非常にマッチしていると思います」と同部デザイナーの一戸等氏は、新フォントの感想を話す。

フォントの統一が業務改善やインナーブランディングでも効果を発揮

新フォントが導入され、社内でも使われる機会が増えてきた。これまでは、制作物を作る際に毎回フォントを選ぶ必要性があったが、今は迷うことなく『Chatwork Sans』で運用できるため、社内業務の効率化にもつながっているという。

社内用のさまざまなプロダクトにも新フォントが使用されはじめている。その一つが、Chatwork社員に向けたカルチャーブックだ。「カルチャーブックは、社内のミッション・ビジョン・バリューなどについて、社員がより深く理解するために制作しました。カルチャーブックも新フォントで統一しています。これからもっと社員の目に触れる形で積極的に使用して、他のフォントを見たときにChatworkっぽくないぞと思われるくらいに浸透させていきたいです。」(一戸氏)。

Chatworkブランドサイト(左)
社内のミッション・ビジョン・バリューを社員がより深く理解するために制作したカルチャーブック(右)

『Chatwork Sans』は、サービスサイトにも反映されている。Webフォントが使えるというのも、モリサワを選んだ決め手のひとつ。閲覧するデバイスに依存せず、『Chatwork Sans』で表示させることができるからだ。“Chatwork×モリサワ”のリブランディングへの強いこだわりが、ユーザーや社員だけでなく、世の中にも伝わっていくことだろう。

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  • ※掲載されている情報は2022年7月時点のものです