ブログ - Morisawa DTP Lab.

2021夏「モリサワ ユニコラボセミナー」レポート

カテゴリ:イベント、POD、プリンティングシステム『RISAPRESS

日本の山といえば富士山!

皆さん、こんにちは。ヌッティです。
8月に入り夏本番になりましたね。毎日、本当に暑いです。
こんな暑い日は山や高原などに行って涼みたいものです。
そして山といえば8月11日に「山の日」がありますね。「山の日」は2014年(平成26年)に制定され「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としている祝日だそうです。たまには自然と触れ合ってリフレッシュするのもいいものですね!
※2021年はオリンピックのため8月8日に移動、翌日は振り替え休日になります。お間違いなく!

さてさて今回のDTP Lab.は、先月開催しました「モリサワ ユニコラボセミナー」についてご紹介します。

「モリサワ ユニコラボセミナー」と題しまして、POD業界を牽引するメーカー、コニカミノルタジャパン株式会社様と富士フイルムビジネスイノベーション株式会社様とのコラボセミナーを先月7月9日(金)に各々、オンラインで開催しました。セミナーのキーワードは『メディアユニバーサルデザイン(以下、MUDと省略)』、『SDGs』です。昨今の社会情勢から環境や人に配慮することは一企業としての課題となっています。PODではどう関わっていくべきなのか、取り組み方や配慮の方法などをセミナーで取り上げました。

※ちなみにセミナー名の「ユニ」は「ユニバーサルデザイン」と「ユニゾン」から取っています!!

1. 開催概要

モリサワ×コニカミノルタジャパン様
 ~PODで実現するメディアユニバーサルデザイン~

開催日時:2021年7月9日(金) 13:30~14:45

コニカミノルタジャパン様とのコラボは『MUD』がキーワードです。一人ひとりの色の感じ方の違いや年齢による見え方の差などに関係なく、できるだけ多くの人に必要な情報が正しく伝わるよう「見やすくわかりやすい」デザインにするためのPOD活用ポイントをお伝えしました。


session①
PODで活用できるメディアユニバーサルデザインのポイント
講師:株式会社モリサワ ユーザサポート部 小貫 光穂子


session②
教えて!!JapanColorデジタル印刷認証ってなに?
講師:コニカミノルタジャパン株式会社
   プロフェッショナルプリント事業部 事業支援統括部 セールスサポート部 松崎 光代 氏
   プロフェッショナルプリント事業部 東日本営業統括部 秋満 洋平 氏

モリサワ×富士フイルムビジネスイノベーション様
 ~SDGsとユニバーサルデザインから考えるPOD活用術~

開催日時:2021年7月9日(金) 15:30~16:45

富士フイルムビジネスイノベーション様とのコラボは『SDGs』です。最近の企業経営の重要なキーワードは『SDGs』となっており、何から始めればいいかお悩みの方も多いと聞いています。そこで印刷現場から始めることのできるSDGsとPOD活用術をご紹介しました。

 

session①
PODで活用できるメディアユニバーサルデザインのポイント
※コニカミノルタジャパン様とのセミナーと同一の内容です。

session②
デジタル印刷はCreate On Demandそして環境配慮(SDGs)へ
講師:富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 GCS事業本部 MS部 塚本 猛 氏

2.モリサワsession

PODで活用できるメディアユニバーサルデザインのポイント

このセッションはモリサワが担当しました。
昨今、誰に対しても情報が正確に伝わるよう、デザインに配慮する「MUD」の必要性が高まっています。制作した印刷物が正確に情報を伝えられているか、考えたことがあるでしょうか?


セミナーでは、以前このブログでもご紹介した地図を使ったMUDの配慮方法やPODでの取り組みポイントなどについてお話しました。


地図を使ったMUDの配慮方法の過去記事についてはこちら

3.コニカミノルタジャパン様session

教えて!!JapanColorデジタル印刷認証ってなに?

デジタル印刷で高品質の印刷物を安定的に作成する力を身につけるにはどうればいいのか、安定につながる機能や信頼性を高める方法を紹介していただきました。

・IQ-501(Intelligent Quality Optimizer)の紹介

IQ-501は色や濃度・見当位置の調整など、コニカミノルタ様独自の技術で自動化を実現した自動品質最適化ユニットです。キャリブレーションをはじめとした濃度ムラ、最高濃度などの自動調整が可能で、専任の人がいなくてもボタン一つで調整できます。さらには表裏見当、汚れ検知など、色管理以外でも印刷物を安定的に作成する機能を豊富に備えています。IQ-501を使用することでヤレ紙、作業時間、人件費の削減など収益性の高いデジタル印刷システム環境の構築に貢献します。セミナーではこのIQ-501が品質の安定につながる一つの機能として紹介していただきました。
IQ-501については過去の記事やRISAPRESS製品案内でも紹介しています。ご興味のある方はご覧ください。

RISAPRESS Color4080/4070製品案内

・JapanColorデジタル印刷認証

デジタル印刷機の信頼性を上げるには、JapanColorデジタル印刷認証の取得がおすすめとのことで、運用面のポイントと、運用管理者を支援するソリューションをご紹介していただきました。
JapanColorデジタル印刷認証はデジタル印刷機のメンテナンスと数値管理等によって、高品質の印刷物を安定的に作成できる運用能力について認証しています。認証を取得することにより、印刷物やプルーフを作成するうえでの高い能力を、日本国内のみならず海外にもアピールすることができます。ぜひ、お客様への信頼性を上げる為にも取得を検討してみてください!

4.富士フイルムビジネスイノベーション様session

デジタル印刷はCreate On Demandそして環境配慮(SDGs)へ

最近、メディアでSDGsが盛んに取り上げられ、印刷会社様へも環境用紙の提案を求めるクライアントが増えています。セミナーでは受注獲得へのヒントとなるデジタルの強みを生かし、手軽に取り組める環境配慮印刷についてご紹介いただきました。

・CO2削減の観点

デジタル印刷機はオフセット印刷機に比べCO2排出量が大幅に削減できることを知っていますか?
実は用紙使用量や使用電力がオフセット印刷より少ないのでCO2を削減できます。他にもトナーのリサイクルや使用に高度なスキルが必要ないことなどでSDGsとしてアピールができます。セミナーでは具体的にCO2削減量などの数値や、グリーン電力の活用など、すぐに取り組める配慮についてお話いただきました。

・環境にやさしい用紙

用紙選びを工夫することで環境配慮印刷をアピールできます。最近注目されている「環境にやさしい原材料(例えば「間伐紙」「石灰石」など)」を用いた用紙や再生紙などを具体的な提案方法や利用方法などを含めてご紹介いただきました。
環境にやさしい用紙を使うことによって、もちろん会社としてアピールにもなりますが、何よりお客様への付加価値にもつなげられることになります。お仕事の幅を大きくするためにもぜひ用紙選びを工夫してみてください!

ということで、簡単ですがセミナーの内容をご紹介しました。
他メーカー様とのオンラインセミナーのコラボイベントでしたが、視聴者&メーカー様のご協力もあり無事に終えることができました。セミナーでご紹介した『MUD』や『SDGs』への関わりは今後のお仕事を左右する欠かせない大切なキーワードです。ぜひ『MUD』や『SDGs』をキーワードとして付加価値や信頼性のある印刷物を制作してください!
モリサワでは今後も皆さまのお役に立てるようなセミナーなどを開催していく予定ですので、ご期待ください。
それでは次回の更新もお楽しみに~♪

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