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JP2023・印刷DX展レポート!

  

 

カテゴリ:イベント

皆さんお久しぶりです、秀(しゅう)です。気が付けばブログの執筆が1年ぶりとなります。そして早くも5月が終わりました

5月と言えば大阪ではJP展こと「JP2023・印刷DX展」が今年も開催されました。今回は来場制限などもなく通常の運営となり、久々に賑やかな展示会を見ることができました。色んな方と接することができ、改めて対面のコミュニケーションの重要性を実感しました。最近ではオンラインイベントが当たり前になってきていたこともあり、とても新鮮でした。

もちろんモリサワも出展しましたので、そちらのレポートをお届けします!

1. JP2023・印刷DX展の概要

5月18・19日の2日間、インテックス大阪では47回目となる「JP2023・印刷DX展」が開催されました。展示会の名称を「ICTと印刷展」から「印刷DX展」に改称して3回目の今回は、新たにメインテーマ『変わる需要、変える供給』を掲げ、また「可能性を価値に変換する印刷産業のニューテクノロジー」をサブテーマとして印刷産業が直面する課題の解決とともに、今後の印刷産業の発展を目指して開かれました。

来場された方々にとっては

 ①社会環境の急速な変化の中でDXへの対応をどのように進めるか

 ②組織づくりや人材育成といった課題の中でどのように優れた人材を育てるか

 ③古い事業形態から脱却し新たな事業形態をどのように構築し成長させるか

など展示会テーマに合わせた興味を持たれている人が多かったようです。今回は経営者層やマネージャー、あるいは営業職の方々の来場が多かった様子で、その点からもお客様自身の会社の今後の展開や自社技術・サービスの訴求をどのように実現していけるか模索し試行錯誤されている状況が感じ取れます。
加えて、印刷会社としての具体的な特長やサービスを紹介している「販促アイデアグランプリ2023」のコーナーには、30社を超える印刷会社の出展があり、来場者が自社の新たな事業やサービスの方向性を具体的に考えるきっかけやヒントにつながったのではないでしょうか。

2. モリサワブースのご紹介

今回のモリサワブースでは、MORISAWA PASSPORTの後継製品となるモリサワの新しいフォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」を中心に、フォント関連では「サーバーアプリケーション用フォントライセンス」や「TypeSquare(タイプスクウェア)」を、またクラウドサービスとして自治体での利用も浸透してきた多言語ユニバーサル情報配信ツール「MCCatalog+(エムシーカタログプラス)」を出品しました。

モリサワブースの様子

そしてモリサワブースへお立ち寄りいただいた方々には、昨年リリースした新書体を使いデザインしたポストカードを配布しました。どのデザインも「書体イメージに合って素敵だ。」とご好評をいただきました。こういったポストカードで今後のお仕事のイメージにつながれば幸いです。

実際のポストカード

種類を色々集めて壁のインテリアとして飾るのもいいですね♪
また、どこかの展示会で配布するかも知れませんのでお楽しみに。

ディスプレイイメージ

◆「Morisawa Fonts」クラウド型のフォントサービス

今回、新たに出品した「Morisawa Fonts」は、昨年10月4日に提供を開始したモリサワの新しいフォントサブスクリプションサービスです。従来のMORISAWA PASSPORTが持つ1,500書体以上のライブラリーを引き継ぎ、デバイスに依存しないユーザー単位のライセンスで利用できるクラウド型のサービスです。
JP展では初めての出品ということもあり、ブースを訪れていただいたお客様の関心も高く、さまざまなご質問やご意見をいただくこととなりました。

新しいフォントサブスクリプションサービス

MORISAWA PASSPORTでの新書体の提供は今年までとなります。移行についてご不明な点などがありましたら、Morisawa Fonts 移行サポートサイトのお問い合わせフォームにて気軽にお問い合わせください。

これからもフォントを利用される皆さまにとって、より良いサービスとなるよう進化し続けることを目指し、日々努めてまいります。

◆「MCCatalog+」多言語ユニバーサル情報配信ツール

MCCatalog+」は、全国で230以上の自治体で採用されているユニバーサル情報発信ツールですが、自治体のみならず様々な分野や環境で注目されるとともに導入が進んでいます。

とくにコロナ規制の緩和に伴い訪日・在日外国人への対応が改めて求められる今後において、多言語配信や音声読み上げ、またUD書体で表示されるテキストポップアップなど幅広い読者にやさしく情報提供する仕組みがある点が高く評価されています。

簡単な操作で実現できる自動翻訳による多言語化、スマホでどこでも読める専用ビューア「カタポケ(Catalog Pocket)」、さらに読者ニーズの分析に有効なログ解析機能などを備えています。印刷データをもとに簡単にデジタルコンテンツが生成でき、手間をかけずに配信までを可能とする「MCCatalog+」は、情報発信に関わる方々の作業負担を大いに軽減します。

MCCatalog+の展示の様子

3. 最後に

各社様のブースでは、個々の製品の機能説明より、ワークフローやトータルソリューションの解説に重点が置かれているようでした。企画・受注から納品・効果測定までワークフロー全体を統合することのメリットや付加価値などが示され、説明を聞いているお客様も自社のクライアントを念頭においた具体的な質問を投げかけられていたようです。

コロナ禍の環境を克服し、今後はコロナ前とは異なる環境やビジネス体系・体制が構築されていくことと思います。来年のJP展では、DXの活用や成熟をはじめ、どのような新たな未来を覗けるのか、今回の「JP2023・印刷DX展」は期待感を大いに抱かせてくれる展示会でした。
今後もさまざまな展示会が開催され賑わうことを期待したいと思います。それでは、この辺で失礼します!

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