株式会社Live2D
2次元キャラクターを
立体的に動かす「Live2D」
多彩なデザインフォントで
VTuber動画がもっと魅力的に
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株式会社Live2D
代表取締役中城 哲也氏
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開発事業部 ディレクター
末永 麻智佳氏
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2次元イラストの筆致を完全に再現しつつ、キャラクターを立体的に動かす「Live2D」。株式会社Live2Dが生み出したこの革新的な技術は、クリエイターの新たな活躍の場を拓き、今やVTuber業界のデファクトスタンダードとなっている。
「Live2D」に付帯する同社のオンライン動画エディター「nizima ACTION!!(ニジマ アクション)」β版には、モリサワのWebフォント40書体が搭載されている。今回は、ユニークな事業内容をはじめ、動画におけるフォントの価値や効果について、代表取締役の中城氏とディレクターの末永氏に話を聞いた。
3Dとは異なるアプローチでイラストを動かす技術を追求
2026年に20周年を迎える株式会社Live2Dは、創業以来一貫して「Live2D」技術の開発と普及に挑戦し続けてきた。これまでも2次元のイラストを軽く動かす技術はいくつかあったものの「より魅力的に、キャラクターの立体的な動きを表現できるのではないか」という中城氏の構想が、同社を立ち上げる端緒となった。
ではなぜ「2次元を動かす」ことにこだわったのか。3次元(3D)の場合、最初に骨格となるモデルを作成し、それを再利用することで複雑な動きのリアルタイム表現を可能にしている。しかし、2次元のイラストを3Dにすると、輪郭線や目の位置など、表情を構成するパーツを完全に再現することができず、キャラクターの魅力が損なわれてしまう。日本独自の文化である、完成度の高いキャラクターイラストをそのまま動かす術がないことに「危機感や勿体なさがあった」と中城氏は語る。
株式会社Live2D 代表取締役 中城 哲也氏
事業が軌道に乗るまでは苦労した時期もあったというが、ゲームソフトに採用されたのを機に認知が広がり、VTuberの台頭で新たなマーケットを確立。現在は「Live2D」を軸としたソフト・サービス提供をはじめ、次世代クリエイターの育成、コンテンツ制作、商業アニメーション制作などへと事業領域を大きく広げている。
モリサワフォントが動画のクオリティーを磨き上げる
「nizima ACTION!!」は、「Live2D」で作成したキャラクターモデル(Live2Dモデル)の活用を想定したオンライン動画エディターだ。基本的な編集機能に加え、同社のトラッキングアプリ※1との連携やモデルの細かい動きの調整も可能で、VTuber動画などをブラウザ上で気軽に制作することができる。「Live2Dを使った動画編集をより楽しく魅力的にするツールですが、最終的にはLive2Dユーザー以外にも世界中で使っていただける内容を目指しています」と話す中城氏。その言葉通り、2025年7月に無償提供を開始したβ版では、初心者からプロまで使いやすい素材やテンプレートを豊富に揃え、英語に加えて5カ国語の表示にも対応している。
- ※1 「nizima LIVE」。Live2Dモデルにリアルタイムで動きを反映させるためのツール
モリサワフォントの導入も、β版リリース時の目玉のひとつとなった。今回は「UD新ゴ」や「リュウミン」といった定番フォントから、「TB古印体」のような動画で映える個性的なデザインフォントまで計40書体を採用。β版の期間とはいえ、無償で提供している制作ツールに有償フォントを搭載する例は非常にまれであり、実際に多くのユーザーから驚きと喜びの声が上がったという。
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- ※掲載されている情報は2026年1月時点のものです































