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株式会社ポニーキャニオン 経営戦略Div. エリアアライアンス部 マネージャー 熊谷伍朗氏

フォントの「声色」を使い分ける
熱く濃い地域“共”業事業の企画書

株式会社ポニーキャニオン

経営戦略Div. エリアアライアンス部

マネージャー 熊谷伍朗氏

音楽・教育コンテンツ・アニメーションの制作から映画の配給まで幅広く、時代性のあるエンターテインメント事業で知られるポニーキャニオン。同社のノウハウとリソースを活かした自治体のプロモーション事業は、「地域を元気に」そして「地域から日本を元気に」を目指しています。熱い想いを託した企画書は、濃密で魂のこもった内容でした。

株式会社ポニーキャニオン 経営戦略Div. エリアアライアンス部 マネージャー 熊谷伍朗氏

地域を活性化させる
エンターテインメント

品川区のPR映像では、アイドルグループベイビーレイズJAPANと、お父さん役の関根勤さんとの共演が話題に。また、佐賀県を舞台にしたタイ人留学生が主人公のアニメーション作品は、多言語でテロップをつけて世界中に配信されています。これら地域の良さを内外に再認識してもらうためのプロモーション活動を行なっているのが、ポニーキャニオンのエリアアライアンス部です。今回はマネージャーの熊谷氏にお話を伺いました。

「弊社には創業から51年、音楽や映像を中心にエンターテインメント企業として積み重ねてきたノウハウと、それを形にするためのリソースがあります。これは地域活性化のための活動の大きな強みだと思っています」

自治体の映像コンテンツ作りには、タレントのアサインからオリジナル曲の制作、撮影や映像編集、そしてそれをPR、配信と、膨大なリソースが必要になります。エリアアライアンス部のスタッフは7人ですが、制作するコンテンツに合わせて、社内の各部署からメンバー加え、ワーキンググループとして活動できる仕組みになっているのだそうです。

フォントは「声色」
語り方や感じ方が変わる

今回ご紹介いただくのは、宮城県気仙沼市のPR映像のために作成した企画書です。画面いっぱいにテキストと写真が細かくレイアウトされたパワーポイントの書類には圧倒されます。

「震災から7年を経て着々と復興を果たしている気仙沼市は、実際に訪れてみると人々の優しさや包容力、技術力、オリジナリティある文化や雰囲気にあふれていて、すっかり魅了されてしまいました。それをどうやってPRするか、考えているとどんどん内容が濃くなって…。熊谷は濃い味が好きっていうことにしておいてください(笑)」

通常、自治体の制作物は公示から2週間程度で企画書の提出、そしてその1週間後にはプレゼンという流れなのだそう。短い時間の中で地域の魅力を盛り込み、なおかつ自社の持つリソースをいかに活用するかを考えて企画書を作り上げる必要があるのです。

「我々が企画を練るための時間は短いですが、実際に自治体さんが立案し議会の承認を受け、公示に至るまでには一年以上もかかっています。また地域のみなさんの思いや願いの重さを考えると力を抜くことはできません。企画書の制作にあたっては、フォントや配色をあらかじめスライドマスターに設定して効率アップを図ったり、トーンアンドマナーを守ることを部内の共通認識として持つように心がけています」

熊谷氏は入社以来、今のポジションにつくまで25年間、レコーディングプロデューサーや、映像プロデューサーを歴任されてきました。配色やフォント選びにあたっては、かつてCDジャケットやポスターなどを制作してきた経験が活かされています。

「パワーポイントでできることは限られてしまいますが、自治体のマークの配色をスライドに取り入れたり、内容に合わせて毎回フォントを選ぶようにしています。フォントは「声色(こわいろ)」のようなものなので、どんな声で語りかけるか、スライドの作り方からプレゼンの場での話し方にも関わる重要なポイントだと思っています。

BIZ UDゴシックは、メイリオよりもくっきりとした強い印象の声色で、データ重視の企画書に向いています。BIZ UD明朝の声色は、美しさとともに力強さを感じます。明朝体ならではの心情性やニュアンスを伝えたい場面で使いたいですね」

今後の企画書制作では、求められる声色に応じてBIZ UDフォントを積極的に活用したいとのことでした。

フォントは「声色」語り方や感じ方が変わる

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