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株式会社東洋発酵 平松 直人 氏

日常的に使うフォント
その違いに気づけたのは
自分にとって大革命

株式会社東洋発酵

平松 直人 氏

サプリや健康食品、化粧品などの原料を製造している株式会社東洋発酵(愛知県大府市)は社名の通り「発酵」に強みを持のが特徴です。平松直人氏は同社の研究開発部に所属日夜、研究に従事する傍ら営業職にも携わっています。業務の約3割を占める営業においては月に1回プレゼンをする機会があり、平松氏はどうしたらより分かりやすく伝えられるのかという課題感を感じていました。そんななか出会ったのがモリサワのフォント、モリサワが主催するオンラインセミナーです。モリサワと出会ったことでどのような発見があったのか、取材しました。 

フォントを変えるという
意識さえなかった

新型コロナウイルス感染症が次第に広まっていった2020年4月、緊急事態宣言が発令されましたよね。多くの企業が営業活動の休止を余儀なくされるなか、私たちもそうせざるを得ませんでした。ただ、そんな状況においても既存のお客様、あるいは潜在顧客に対してアピールをしたいと、ZoomやYouTubeを使って営業活動をすることが社内の方針として決定。その推進役を任されたのが私です。 

社内の撮影スタッフに協力してもらいながら、まずは10分間の動画を撮影し、YouTubeに公開しました。最初はいろいろ戸惑うこともあったのですが、毎月1本の動画撮影を行なっていくなか、徐々に慣れていきました。 

大きな気づきは、初回の撮影時からありました。というのも、撮影スタッフから「いまのフォントはスマホだと少し見づらいのでは」と指摘されたのです。いつからか社内共通となっていた「小塚ゴシック」は当たり前のものだと思っていましたので、別のフォントを使うという発想はなかったですし、そもそもフォントというものがあること自体知りませんでした。

でも言われてみれば、確かに文字の見やすさは大切な要素です。視聴者の多くはスマホ越しに見ていることや、そこでの文字の視認性まで意識することをすっかり忘れていたように思います。

Windows10に標準搭載されている、モリサワさんの「BIZ UDPゴシック」がおすすめというアドバイスを撮影スタッフからもらい、早速試してみることに。すると、かなり見やすいと実感しました。

こうしてフォントと出会い、その素晴らしさにはまっていったのです。フォントは日常的に使うものであり、そこに変革が起こったのは私にとって大きな財産です。

伝わるプレゼン資料をつくるには
セオリーやスキルが不可欠

プレゼンやフォントに興味を持つようになってからは、YouTubeで積極的に情報を探すようになりました。そうしているうち、たまたま出会ったのが髙橋惠一郎さんの『ザ・プレゼン大学』というチャンネルです。髙橋さんはパワーポイントの使い方から資料のつくり方、話し方まで、「伝わるプレゼン」についてさまざまな角度から解説されていました。 

その髙橋さんが、モリサワさん主催のオンラインセミナーに登壇されるとのこと。これはぜひ受講しなくてはと意気込んで参加したところ、実にさまざまな気づきが得られて非常によかったです。 

たとえば、チラシや雑誌、ウェブサイトなどを読むとき、人の視線は「横書き=Z型」「縦書き=Nの逆型」に動く。そのため横書きであればアイキャッチとなる画像は左におく。文字情報もZ型の順に読まれることを意識して配置していけば、より読まれやすいということでした。 

普段、仕事をするうえではなかなか触れることのできない情報であり、「伝わる」ようにするためにはセオリーやスキルをいろいろ学ぶ必要があるのだと感じました。 
オンラインセミナーの概要やレポートはこちら

プレゼンのプロも使っている
「BIZ UDP新ゴ」

髙橋さんのオンラインセミナーには、フォントに関する情報も満載でした。これまでは「メイリオ」というフォントを使ってきた髙橋さん。「いまはモリサワさんのBIZ UDP新ゴを使っています」とのこと。それをきっかけに、いままで無料で使用していた「BIZ UDPゴシック」ではなく、「BIZ UDP新ゴ」を使ってみたいと思うようになったのです。 

社内の担当者にそれを伝えたところ、すぐに対応してもらうことができ有料フォントサービス「MORISAWA BIZ+」のアカウントを用意してもらいました。このサービスを契約すれば、BIZ UDP新ゴをはじめ、55の「UDフォント」を利用することが可能です。  

UDフォントとはユニバーサルデザイン(Universal Design)フォントのことで、ご高齢の方やロービジョンやディスレクシアの方など、より多くの方に見やすくなるよう開発されたのものだということもセミナーを通して知りました。

「コンデンス書体」によって
さらに見やすい資料へ

フォントにはさまざまな種類があるだけでなく、「コンデンス書体」なるものの存在を知ることができたのも、高橋さんのセミナーのおかげです。コンデンス書体とは視認性や可読性などを兼ね備えながら、通常のフォントよりも横幅を狭くデザインした書体のことです。 

プレゼン資料を作成する際には文字を四角や楕円などの枠で囲い、図式化したり目立たせたりすることがあると思います。私はそれまで、「文字数が変われば、それを囲う枠も必然的に大きくなる」と思い込んでいたのですが、コンデンス書体を使えば枠の大きさが揃いやすくなることを知りました。 

自分がつくったプレゼン資料で気になる箇所を実際にコンデンス書体に置き換えてみたところ、確かに美しく整えることができました。枠の大きさが揃っているほうが断然見やすいですし、伝わりやすさのクオリティも上がると感じます。

ウエイトを変えることで
Excelでの数字も見やすく

髙橋さんのセミナーでもう1つ学べたのが、文字の太さである「ウエイト」についてです。BIZ UDP新ゴのなかには「Regular」「Bold」だけでなく、「Light」「Medium」「Heavy」などがあり、Lightを使えば文字をより細く、Heavyにすれば文字をより太くして目立たせることができます。 

またBIZ UDP新ゴは、文字のカタチ「字面」(じづら)が少し大きくできているとのこと。そのため数字を打ち込むときは、初期設定されているポイントよりやや小さい「9」にし、かつExcelでのセルを少し高くしています。 

研究職の人間は数字とにらめっこすることが多いのですが、こうすることで数字がぎゅうぎゅうにならず、目への負担が軽減されました。プレゼンだけでなく通常の業務にも応用できるスキルを学べるのは、ありがたいですね。 

あと髙橋さんのセミナーではプレゼン資料をつくる課題が出されたのですが、ほかのセミナー参加者のプレゼン資料について解説してもらえたことが印象的でした。ほかの人の資料には、自分では思い付かないようなアイデアがたくさん詰まっていました。「同じ課題に取り組んだ人が、こういうふうに仕上げたのか」と知ることで、引き出しを増やせたと感じました。 

さらに高橋さんは課題のプレゼン資料をその場で解説しながら修正してくださいました。文字の配置やウエイト、図形の色味などを調整していくことで、みるみる見やすくなっていくのを目の当たりに。人のプレゼン資料を実際に修正しているところを見る機会はなかなかないと思いますが、BeforeとAfterをしっかり見せてもらうことでいろいろと学ぶことができました。 

大学生の頃からフォントに触れることで
仕事上のアドバンテージが得られるはず

私は職種がら、学会に出席することが多いです。毎年3月には、農芸化学分野について研究発表をする「農芸化学会」が行われます。著名な先生が登壇するこの学会では、農業や化学などについて学ぶ大学生も参加します。
私もそうでしたが、研究室では教授や先輩が代々使ってきたフォントを当たり前のように使っているはず。いま思うと、大学生のうちからさまざまなフォントに触れたかったですね。そうすれば、社会人として仕事をするうえで大きなアドバンテージになるはずです。 

その一方で、発表する先生方のなかには「伝わっていないかも」と感じている人も少なくないはず。なので、ぜひモリサワさんにはフォントが持つ可能性や役割をこうした学会で広めていただき、見やすいプレゼン資料があふれるようにしていただけたらと思います。  

また私個人としては、さまざまなシーンや状況に合うフォントをもっともっと開拓できたらと思いますし、プレゼンのスキルをさらに高められたらと考えています。ただ、自力には限界がありますので、モリサワさんの新しいセミナーに期待しています! 

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